2024年 4月 27日 (土)

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百寿慶賀!中曽根康弘さん―あなたの最後の仕事は偽タカ派・安倍晋三に引導

   話は変わるが、先日、「地図から消される街 3.11後の、『言ってはいけない真実』」(講談社現代新書)を書いた青木美希・朝日新聞記者と話した。彼女は朝日新聞の評判になった連載「プロメテウスの罠」で、手抜き除染の実態などをスクープして3度の新聞協会賞を受賞している。

   この本には、いまだに除染作業がいっこうに進まないことや、それなのに国と自治体は避難解除をして、避難者たちの気持ちを無視して帰還させようとしていることなど、当事者の証言で裏付けしている。

   帰還率が4.3%しかないところもあり、自治体も帰還者の人数を公表しなくなってしまった。子供のために地元を離れ他郷で暮らす母子避難者たちの多くは、夫婦仲が壊れ、地元民からは「裏切り呼ばわり」され、追い詰められて自殺する者までいる。年間1ミリシーベルト以下というのを、何の根拠もないまま年間20ミリシーベルトまで"大丈夫"だといわれ、帰らない奴は非国民とでもいうように補助金を打ち切り、避難者たちを見殺しにしている。

   会うなり、彼女にこういった。「これを読むと、怒りというヤワなものではなく、国に対して"殺意"を抱きます」

   日本人という生き物は、忘れてはいけないことさえ、簡単に忘れてしまう。その国民性を熟知し、利用しているのが安倍首相であるこというまでもない。よく、中曽根康弘元首相と似ているといわれる。私は安倍はもちろんだが、中曽根という男も嫌いだ。国鉄民営化をして、日本の労働組合運動を潰した元凶である。もとより、まごうことなきウルトラタカ派である。

   だが、安倍首相と比較してみると、よほどましで、信念を持っていたと思わざるを得ない。週刊ポストはその中曽根について特集を組んでいる。あれほどレーガン大統領と蜜月だったといわれていたのに、中曽根は現役中、常にアジアのことを考えていたそうである。

   殖産住宅の東郷民安とは高校時代からの友人だったが、巨額脱税で立件されたときは一切かばうことがなかった。最高裁で有罪が確定した後に、「個人的には東郷君は気の毒だ」といった。側近の藤波孝生も、リクルート事件で追及されると、首を差し出した。泣いて馬謖を切り、政治の場面展開を図る。

   安倍は政治に私情を持ち込んでいるし、後継者づくりにも失敗している。中曽根も憲法改正を唱えていたが、「時に非ず」と無理押しすることはなかった。

   タカ派でも国民の声を聞いた中曽根、自分勝手な思い込みで、憲法改正できると思い込む安倍。どちらが優れているかは、週刊ポストにいわれなくてもわかる。その中曽根は百寿になった。中曽根の最後の仕事は、安倍を斬ることではないのか。

   昨今、だらしない人間がやたらと目立つが、大阪地検特捜部初の女性部長になった山本真千子も同様である。財務省の決済文書改竄について、佐川宣寿をはじめとした38人全員をシロにし、不起訴にしてしまった。

   そのうえ、世論を怖れてだろう、異例の釈明会見まで開いたのに、内容は差し控えるというばかり。結局、検察というところも、政治的な縛りから逃れられないということを自ら立証して見せただけに終わった。

   週刊新潮で若狭勝元東京地検特捜部副部長がいっている。「ズルズルと尾を引いていくと、自民党総裁選に影響を及ぼすことになる。それを防ぐための、政治マターの不起訴の匂いがする」

   こうなれば、有権者が目覚め、まず新潟県知事選で原発再稼働に反対している候補者を当選させることだ。そうすれば安倍三選の流れが変わる。

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