2024年 4月 27日 (土)

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捜査長引きそう「紀州ドン・ファン怪死」覚醒剤の入手先解明むずかしい

   紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏「怪死事件」は、やはり解決まで長引きそうである。この事件は週刊新潮がスクープしたが、その後の報道では週刊現代が頑張っている。野崎氏の2冊の本を出したのは講談社で、それをまとめたのが野崎氏と親しかった週刊現代の記者のようである。

   今週号のグラビアページでは、後ろに野崎氏の遺影が見える通夜の席で、家政婦と妻が並んで座っている写真が載っている。手前には鮨が入った折があり、ウーロン茶が何本か置かれている。まだ通夜の始まる前であろう。

   妻が家政婦に話しかけている。目隠しがあるので、家政婦の様子は分からない。妻のほうは唇が綻んで、笑っているように見える。わずか数か月間の結婚だから、悲しめというのは無理があるかもしれないが、少なくとも、死者を悼んでいるという雰囲気は感じられない。

   週刊現代によると、6月4日(2018年)、東京にあるマンションから和歌山に帰るS(妻のこと)を、羽田空港で大勢のマスコミが取り囲んだ。そこで彼女は、「もういいかげんにして、私は犯人じゃない」といいながら、スマホで撮影している記者のスマホを取り上げ、地面に投げ捨てたという。普段はおっとりしている彼女がこうしたことをするのは、相当イライラがたまっているのではないかと、週刊現代の記者は見ている。

   この事件には大きな謎がいくつかある。覚醒剤を誰がどこから入手したのか。死亡推定時刻は21時で、20時に2階で物音がして、22時に遺体で発見されたときは、死後硬直で身体がカチカチだったという。硬直が早すぎないか。野崎氏が娘のように可愛がっていた愛犬が突然死んでいるが、これとの関係はどうなのか。

   件の記者によれば、Sと結婚しても、野崎氏は常連の高級交際クラブで女性を紹介してもらって遊んでいたという。それはSも承知していて、野崎が愛人から来たメールを見せていたこともあったという。そこには、「アホ、バカ、死ね、この短小包茎!」と書き込まれていた。

   Sは北海道札幌の高校在学中からすすきののガールズバーに勤めていた。卒業と同時に独り暮らしを始め、市内の美容専門学校に通いながらホストクラブにはまっていたという証言もあるそうだ。海外旅行などにも行っていたそうだが、それだけのカネをどうして稼いだのか。私生活には謎が多い。

   60代の家政婦にも警察は疑いの眼を向け、六本木にある彼女のマンションも家宅捜索している。野崎と家政婦との付き合いは20年以上になり、1か月に10日ほど田辺の家に来て、野崎の世話をしていた。手当は1万円だったのが、最近1万5000円になったそうだ。野崎という人物、女とSEXするためにはいくらでもカネを出すが、他にはあまりカネを使わないタイプと見える。

   家政婦の娘と結婚させてくれと彼女にいっていたそうだが、「あんな助平ジジイはダメって断っているのよ」と苦笑いしながら、記者に話したという。この家政婦の元夫は覚醒剤所持で3回以上の有罪判決を受けているそうである。

   記者とSと家政婦で話した時、家政婦はこういったという。「私を疑わないでね。ホントにやっていないんだから。私が社長を殺しても財産が入るワケでもないし。Sちゃんは入るけどねえ~」

   週刊文春は、この家政婦の前夫にインタビューしている。このX氏、和歌山県警の殺人課の刑事がきたことを認めている。

   室内外に設置されている約40個の防犯カメラの解析が終わり、妻と家政婦以外の第三者の侵入や覚醒剤混入は考えられないが、捜査は長期化し、夏までかかるだろうと、捜査幹部はいっているそうだ。

   週刊現代記者はSに改めて事件のことを聞いた。もちろん彼女は「自分はやっていない」といい、この家は誰でも簡単に出入りできたと、第三者の可能性を示唆している。防犯カメラについては、「去年、強盗が入ったときも防犯カメラがうまく作動していなかった。GW中も社長の愛人らしき人たちが何人も出入りしていたし、知らないおばさんが家にいて『新しい家政婦です』って名乗られることもあった」

   このへんは、捜査を取材している記者とは見方が違っている。37億円ともいわれる相続については、「正直そんなにないと思う、会社の経理の人も、赤字があるので整理したとしても10億円ぐらいじゃないかといっていた」と話している。

   野崎との夫婦生活は、「夫婦関係というよりも介護」という感じだったという。紀州のドン。ファンと謳われ、死ぬまでSEXの代表のように自著でも豪語していた野崎氏だが、どうやらその実態は「粉飾」されていたようである。

   週刊朝日オンラインでは、Sの「介護」の実態を、通夜に出席した親戚がこういっている。「幸助は脳梗塞を2回やり、よちよち歩きの状態でそう先は長くない。身体障害者の手帳も持っており、覚せい剤なんかやるワケない」

   野崎氏の会社の従業員もこう語る。「社長は病気のせいで年中、大も小もオムツに漏らす。オムツで吸収しきれなくなり、床やお風呂にこぼすこともあった。そのたび、家政婦や従業員に掃除させた。車を運転していても、ブーって漏らす。だから2階の社長の寝室は臭いがひどく、奥さんは『あんな部屋、上がりたくない』『車で漏らして臭かった』と毛嫌いしていた。奥さんは次第に社長と住むのを嫌がり、月100万円の小遣いをもらうと、モデルの仕事が入ったと東京にさっさと帰っていた」

   自著に、バイアグラなんか飲まないでも1日に3回は新妻とできると書いていたのは、どうやら彼の"願望"だったようである。失礼だが、覚せい剤など使用せずとも、"昇天"させる方法はいくらもあったように思えるが。

   週刊現代記者が、あなたが事件に関係していることはとSに聞くと、「それはないです。でも(家宅捜索で)変なものが出てこないか怖い」。妻と家政婦が野崎殺しの犯人だったとしても、覚醒剤の入手先がわからなければ、さらに捜査は長引き、迷宮入りの可能性もあり得るのではないだろうか。

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