2024年 5月 1日 (水)

イチロー、桑田を育てた漫画「ドカベン」46年・・・超人じゃないからカッコいいヒーローたち

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   水島新司氏の野球漫画「ドカベン」が、28日(2018年6月)発売の「週刊少年チャンピオン」で、46年にわたる連載の幕を閉じた。明訓高校の四天王のドカベンこと山田太郎、里中智、岩鬼正美、殿馬一人を中心に、個性あふれる登場人物が甲子園を目指して繰り広げるドラマが、少年たちの心をつかんだ。武田真一キャスターも「毎週、チャンピオンを買ってました」という。

   明訓高校は計4回甲子園で優勝して、1982年に休載となった。その後、4人がプロ野球パリーグのチームに所属するプロ野球編で連載を再開した。元中日投手の山本昌はここに登場して、岩鬼にホームランを打たれていた。「エースが怪物じゃないところがいい。弱々しいが、実は芯が強い。かっこいい」と話す。漫画に登場したのは、「試合の後の風呂で、仲間から聞いた。決め球のスクリューボールを打たれてました」と笑う。

落合博満「リアリティーがあった」

   作者の水島は「46年は長いが、キャラクターに囲まれて、毎日楽しく描いてきました」と語る。この漫画に夢中になり、プロになった選手も多い。

   イチロー「少年時代の愛読書でした」

   桑田真澄「夢を持つこと、友情など、ドカベンに教えられた」

   落合博満「魔球とかではなく、ドカベンにはリアリティーがあった」

   原辰徳「親近感が持てました」

   「ドカベン」とあだ名された香川伸行は2年前に亡くなったが、生前、「主人公が自分の人生をバックアップしてくれました」と話していたという。

   水島の野球仲間が集まる居酒屋が、東京・四谷にある。「ドカベン」や「あぶさん」など水島の漫画が溢れる中で、客は「岩鬼の真似をして、葉っぱをくわえたりしたなあ」「秘打白鳥の湖とかね」などと、連載終了を惜しんでいた。

文   ヤンヤン
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