オウム死刑囚たち執行直前の手紙「どうすればよかったのか、今でもわかりません」
2018.07.28 11:07
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江川紹子さん「オウムの最大の教訓は人間の心は脆いものということ」
事件を取材しているジャーナリストの江川紹子さんは、刑の執行について「弟子の12人はカルトの生き証人でした。これら真面目な人たちが、どうしてこんな団体に心を奪われたのか、人殺しにまで従ったのか。刑事裁判とは異なるアプローチで解明すべきでした」と指摘する。
心理の専門家が死刑囚への面談を求めたが、法務省は認めなかった。江川さんは「専門家がアプローチすれば、教訓も得られたと思う。残念です」という。さらに、「心の悩みという難しい問題にオウムはスパッと回答を与えた。オウムの最大の教訓は、人間の心は案外脆いものだということ。今でも悩む人はカルト性の高い所に引き寄せられる可能性はある」と心配する。
*NHKクローズアップ現代+(2018年7月26日放送「オウム死刑囚"最期の手紙"」)
文
ヤンヤン