2019年 5月 23日 (木)

にわかに速く美しくなった「池江璃花子」目指すは一流でなく超一流

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    競泳・池江璃花子選手の強さの秘密はなんなのか。NHKは1年間密着取材していた。

   秘密の一つは腕の長さだ。普通は両手を広げると身長とほぼ同じ長さだが、彼女は身長の108%もある。オリンピックで23個の金メダルをとったマイケル・フェルプスでも105%だった。

   もう1つが、肩甲骨の可動域の広さと柔らかさ。普通の人より外側に広がる。特殊カメラでバタフライの動きを他の選手と比べてみると、腕が水に入った後の泡の量が少ない。それだけ推進力が強い。詳細に見ると、腕がわずかに外側に開いて、角度を調整しながらストロークに入っていた。

   筑波大の高木英樹教授は「教えてできるもんじゃない」という。本人も「入水した瞬間から水をかける。うまいと言われます」と自覚している。

   母親が水泳選手で、3歳から水泳を始めた。布団から板の間に「飛び込む」真似をする映像があった。5歳で4つの泳法をマスターし、家には「うんてい」があって毎日ぶら下がった。池江も「あれが大きかった」という。腕も伸びたのかもしれない。

ネットで人気「璃花ゴロク」限界はない、きついけど楽しい、世界記録へ・・・

   「璃花ゴロク」というのがある。「正直、限界はない」「同じ人間なら、世界記録にいけないわけがない」「きついって思うけど、それが楽しい」「絶対諦めないと決めた」といつも強気だ。ゴロクはネットでも人気だ。

   バルセロナ五輪平泳ぎ金メダルの岩崎恭子さんは「常に前向き。緊張を楽しめるんじゃないかと思う」と見る。

   昨年(2017年)は壁にぶち当たっていた。ハンガリーの世界選手権100メートルバタフライで6位と惨敗した。「苦しくなって、レース前に泣いたりして、メンタルに弱いなと思ったりしました」と話した。

   この5月、大きな決断をした。コーチを三木二郎さんに交代したのだ。元五輪代表で、引退後はイギリスに留学して世界のトップの指導法を学んだ。池江を「一流から超一流になれる素質はある。どこまで引き出してやれるか」と話す。

   惨敗した世界選手権では、前半50メートルの折り返しが最下位だった。なまじ腕が強いためか、下半身のバランスとパワーに難があった。キック力を強化するため、四つんばいで足を滑らせる運動を繰り返し、ピッチを上げていく。水中でも、足腰に負荷をかけた。

   成果を見る絶好の機会がパンパシフィック選手権だった。アメリカ、オーストラリアの強豪選手がいる。注目の100メートルバタ決勝で、池江は序盤から飛ばした。50メートルの折り返しでは世界記録を上回った。結果は56秒08の日本新記録で、世界記録に0・6秒及ばなかったが、今シーズン世界最速だった。

   3日後、池江はジャカルタにいた。三木コーチは「アジア大会では勝ちにこだわれ」と指示した。結果は狙い通り。

   岩崎さんは「勝ちにこだわるのは、オリンピックに必要なこと。それができたのがすごい」という。

   *NHKクローズアップ現代+(2018年8月30日放送「独占密着!池江璃花子」)

文   モンブラン
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