2024年 4月 27日 (土)

<プーと大人になった僕>
心も年とってしまった僕に会いに来たのは・・・十数年前のプ―だった!毎日が息苦しくなっている人におすすめ

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   ともすれば人形劇になってしまうのではという懸念は、良い意味で杞憂に終わった。けして嫌な奴になったわけでなく、責任やタスクにがんじがらめにされ、怒りっぽくなっているというクリストファー・ロビンの現状を前半で丁寧に描いているから、プーとクリストファー・ロビンがかみ合わない中盤のやりとりも、童心を取り返していく後半の変化も、すんなり受け入れることができる。

   結びこそご都合主義的かもしれないけれど、「星の王子様」にリアリティを求める読み手がいないように、プーの世界にリアルなお仕事映画の要素をもとめる必要もない。どこまでも愛らしく、ノスタルジーと、幼年期の全能感を思い出させる演出に、まんまと「なりたかった大人になれたのかなぁ」と自問してしまった。

   少しばかり毎日がマンネリ化していたり、行き止まり感がある人にこそ、勧めたい。この熊、確信犯ですよ!

   ばんふぅ

    おススメ度☆☆☆

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