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首相も防衛相にも隠す自衛隊スパイ部署「別班」都内のアジトに潜んで外国や野党の情報収集
週刊現代から1本紹介しよう。週刊現代によれば、自衛隊の中に「別班」という組織があるそうだ。この組織が明るみに出たのは古く、1973年に韓国の金大中氏が飯田橋のホテルから拉致されたときに、こうした組織があるといわれたらしい。金大中事件から1年半後に、共産党の松本善明衆議院議員の家に、この組織の人間から内部告発が届く。そこにはこう書かれていたという。
「内島二佐が別班長で、私達二十四名がその部下になっています。私達はアメリカの陸軍第五〇〇部隊と一緒に座間キャンプの中で仕事をしています。全員私服で仕事をしています。仕事の内容は、共産圏諸国の情報を取ること、共産党を始め野党の情報をとることの二つです」
共産党の機関紙「赤旗」が取材し、名簿などを手に入れ、実態の解明に動いたそうだが、防衛省は一貫してその存在を否定し続けてきた。
共同通信編集委員の石井暁氏は別班を取材して、この組織は現在も防衛省の中に存在するという。偽の看板をつけ、数人のスタッフがいる。別班の隊員たちが出勤するのは、渋谷や池袋、品川のマンションにある「アジト」だ。そこを根城にして、北朝鮮情報や外国からの旅行者を買収して、外国の情報を収集しているというのである。
IT時代に、ずいぶん古めかしい手法で情報を取っているものだ。偽名、自宅に表札を出すな、通勤ルートは毎日変えろと細かく指示されるという。
ここに入る自衛隊員は、同期の中で首席になった者だけが呼び出され、面接を受け、合格すれば「小平学校」へ行けといわれる。そこで心理戦防護過程の中で、情報に関する座学、追跡、張り込み、尾行などの基礎訓練を受けるそうだ。
旧陸軍の「中野学校」の現代版か。首相も防衛大臣も知らないのに、危険な任務を与えられるのは、明らかに文民統制を逸脱していると石井氏はいう。
こうした陰謀話は私は好きだが、現代の情報戦は私立探偵のような仕事ではないはずだ。もしこういう組織が今でも蠢いているというのなら、日本が情報戦でいかに遅れているかを示すものではないのか。私はそう思う。