ドラマは八雲と助六という男二人の友情物語であり、みよ吉が加わることで青春物語になり、助六とみよ吉の死と、明かされぬ小夏の子供の父親のことでミステリーにもなり、さらに芸事を極める成長物語でもあった。
戦時中、「明烏」「品川心中」といった廓噺を自粛したり、寄席に内容を検閲するための臨監席を設置したなど、落語が低調卑属とされ衰退していったと史実を描いている点では、昭和史の側面もあり、ぐんとドラマに説得力が増している。
原作の漫画がすでに高い評価を得ているなかでの実写化だが、成功したと言えるだろう。
かたくりこ
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