2024年 4月 19日 (金)

死闘!「なりふり構わぬ特捜部VS必死で証拠隠しゴーン」どっちに転ぶか再々逮捕の大博打

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   ゴーン前日産会長と東京地検特捜部の"死闘"から目が離せなくなってきた。12月20日(2018年)に、東京地裁は検察の拘留延長請求を却下し、21日にも弁護士側がゴーンの保釈請求をすると見られている。

   特捜部は地団駄を踏んだことであろう。何としてでも拘留を延長しようと、<21日、日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)が、私的な損失を日産に付け替えて損害を与えたなどとして、ゴーン前会長を会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕した>(朝日新聞DIGITAL12月21日)のである。

   ゴーンが、自分の資産管理会社と銀行との間で、「通貨のデリバティブ(金融派生商品)」取引をしていたが、多額の損失が発生してしまった。そのため2008年10月に、契約の権利を資産管理会社から日産に移して約18億5000万円の損失を日産に負わせたというものである。

   このことは、ゴーン逮捕当初からいわれていたことだが、特別背任罪の刑事手続の公訴時効は7年である。郷原信朗弁護士は「仮に犯罪が成立するとしてもすでに公訴時効が完成している」、そのうえ「2010年からドルは反転し、2011年には100円を突破している。結局、日産に移転されたデリバティブは、最終的にほとんど損失を生じなかった可能性が高い」から、無理筋だと断じていた。

   この期間に海外にいた時間は公訴時効にカウントされないようだが、ゴーン容疑者が海外へ行っていたのは仕事であって、逃亡していたわけではない。なりふり構わぬ特捜部のやり方に危うさを感じるのだが。

   週刊文春は、ルノーのやり手女性副社長のムナ・セペリ氏が、ゴーンの命を受けて動いていると報じている。ゴーンの長女が、ブラジル・リオデジャネイロのマンションにあった金庫から会社私物化の証拠となる重要書類を持ち帰ったのも、セペリ氏の指示だったという。

   また、ルノー側は日産に対して臨時株主総会の開催を求め、ゴーン氏らの後任を送り込むつもりのようだ。

   良質のミステリードラマを見ているような展開だが、結末は全く予想がつかない。

ホッとした・・・長嶋茂雄監督が退院!2月の春季キャンプで現場復帰

   週刊文春に、業界一の雅子妃ウオッチャー・友納尚子氏が「雅子さまの病状がV字回復している」と寄稿している。それは、11月9日に開かれた秋の園遊会への出席でよくわかったという。

   春の園遊会と同じように着付けなどに時間のかかる和装で出席したことや、約2000人の招待客という不特定多数の人たちと過ごしたのは、療養生活が始まって以来初めてだったそうだ。皇室にとって最も忙しい年末を迎えるが、雅子妃は年明けの一般参賀、読書始めの儀などの諸行事もこなすことを目標にしているという。

   東宮職の一人が「最近はストレッチを欠かさず、オリーブオイルやアマニ油、えごま油なども飲まれているそうですよ」と話している。

   皇太子と結婚して25年。皇太子へ綴った文書にはこうあったそうだ。「沢山の喜びも悲しみもありましたが、皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいました」

   沢山の悲しみを味わった雅子妃だが、それは決して失われた時間ではなく、彼女をより強く、より優しくするために必要な時間だったと思う。

   闘病といえば、長嶋茂雄氏が退院したとフライデーが報じている。12月13日(2018年)、長嶋の運転手が病院に迎えに来て、自宅へ連れて帰ったというのである。それ以降、運転手と介護士が田園調布のミスターの自宅を毎朝、訪問するようになったそうだ。一時は危機説まで流れたが、ホッとした。

   <「このまま自宅でのリハビリを続け、しっかり体力を回復させてから、来年2月の春季キャンプで現場復帰――というのが妥当な線じゃないか」(読売新聞関係者)>

   同じフライデーに、竹内涼真(25)が、『陸王』で共演し、現在「ビズリーチ」のCMで人気の吉谷彩子(27)と「熱愛半同棲」していると報じている。竹内は身長185センチもあり、スタイル抜群で、学生時代にはJリーグの「東京ヴェルディ」のユースチームに所属していたそうだ。一方の吉谷のほうも、中高時代に短距離選手として活躍していたそうで、アスリート同士のカップルのようである。

   竹内は年上女性好みのようだ。女性誌でこう語っていたという。<「年下であってもリードさせて欲しい。いつも恋愛においては100%全力なんです。年上女性なら笑って受け止めてくれそうな気がします」>

   私も最初に付き合った女性は年上だった。何でも許してくれそうな気がしていいものだったが、今は絶対年下主義。下ならいくつでもいいから、付き合ってくれる女性はいないだろうか。

AKB48も嵐ももう飽きた?「紅白歌合戦」出てほしくない歌手ランキング

   週刊文春に、かるた永世クイーンといわれる渡辺令恵(ふみえ)さん(54)と、将棋のプロ棋士・渡辺正和五段(32)の結婚披露宴が開かれたが、結局、新郎は欠席し、そのまま式は進められたと報じている。理由は、どうやら2人が喧嘩したからのようだが、それにしても年上の奥さんにひどいことをするものだ。

   同じ週刊文春から。「紅白に出てほしい歌手、出てほしくない歌手」という企画ものがある。出てほしい歌手のベスト5は、1位からC&K、西城秀樹、米津玄師、沢田研二、中島みゆき。

   出てほしくない歌手の上位5人は、上から和田アキ子、AKB48、嵐、BTS、TWICEだそうだ。どうでもいいが、横文字の歌手が多くなってきた。私もぺンネームをM&Mにでもすると、もう少し物書きとして売れるかな。

   ところで、東京・青山で起きている「児童相談所」開設騒動ほど馬鹿馬鹿しい話はない。反対する理由が、地価が下がる、金持ちの住む町だからふさわしくない、野菜が3000円もするから高くて買えないだろうなどだが、自分たちのいっていることがおかしいとは気づかないようだ。

   私は、東京に70年近く住んでいる。大学時代、彼女と表参道でデートをしたことがあったが、コーヒー1杯飲める店がなく、夜など一人で歩くのが怖かった。都内の過疎地帯のようなところだったから、ブランド店や飲食店ができる余地があり、原宿・青山が若者の集まる街になったのだ。後から来た住民は、高い買い物をしたのだろうが、いわば"新興"の街である。

   それに、児相ができて地価が下がった所などないと、多くの不動産屋がフジテレビ系の朝のワイドショー「とくダネ!」で話していた。同番組が、100人の住民に反対か賛成かを聞いたところ、7割以上が賛成だったではないか。

   明日は我が身。地価の高い地域に住んでいるからといって、すべての家庭が幸福ではない。いや、そういう家こそ、他人にはいえない悩みを多く抱えているものだと、私は思う。

週刊文春「女性版」創刊!止めた方がいいと思うけどなあ・・・いまどきの読者は目が肥えている

   今週は、週刊文春が3000号記念だというから期待していたのだが、どうということはなかった。週刊新潮しかり、週刊現代、週刊ポストはいつも通りの内容で、読むところがない。

   週刊文春が29日(2018年12月)に女性版を創刊するそうだ。「週刊文春WOMAN」で年3回発行する。私は期待はできないと思う。先日、ローソン限定という「週刊文春エンタ!」というのを買ってみた。最強の総合エンタテイメント誌だそうだが、内容は昔の記事の焼き直しばかりでガッカリした。

   ビートたけしと黒澤明の対談と、たけし黒澤を語る。西城秀樹の生前の語り。スキャンダル総まくり、アニメ界10大ニュース。「極上酒場」はここだ!! に期待したが、雑誌に掲載されている「大衆酒場酔考譚」という記事広告から選んだものである。片手間で作ったという感がぬぐえない。これで480円。

   女性誌もしっかり作ればカネも人手もかかる。少しでも小銭を稼ごうという気持ちや焦りはわかるが、読者の目は肥えている。止めたほうがいいと私は思う。

「のど力」が低下すると死に至る――「食事中にむせろ」「胸やけ」「飲み込むのが辛い」が危ない

   最後に週刊現代から2本。まずは「すべての死に至る病は『のど』から始まる」。喉頭がんと咽頭がんがどう違うのかに触れている。これって意外と難しい。喉頭とはのど仏などがある器官で、下部は気管とつながっているから、がんを発症して声を失うのはこっち。

   咽頭は、鼻の奥から食道にかけての食べ物が通る10センチの管のこと。下部は食道とつながっていて、この咽頭の下部に腫瘍ができるのを下咽頭がんという。

   食事中にむせたり、胸やけがする、飲み込むのが辛いという「のど力」の低下は死に至る病の始まりだそうだ。むせたり胸やけは毎度のことだが、もしかすると・・・。先週は、3日ほど調子が悪くて酒を呑まないことがあった。社会人になって、よほどひどい風邪などを引かなければ酒をひかえたことなどない。これって何かの兆候かな?

   次は「セカンドオピニオンはなぜダメなのか」。セカンドオピニオンという言葉は定着した。がんと診断されると、多くの人は2人目の医者を求めて、別の病院を訪ねる。そこには落とし穴があるというのだ。

   第一、セカンドオピニオンを、自分の都合のいいことをいってくれる安心させてくれる医者探し、と誤解しているというのは、順天堂大学医学部病理・腫瘍学の樋野興夫教授だ。

   <「セカンドオピニオンの基本的な目的は、ファーストオピニオンの『補完』です。もちろん最初の医者の診断が明らかに間違っている場合は、違う治療を提案しますが、本来は『その治療法で大丈夫ですよ』と、患者さんを安心させてあげるのがセカンドオピニオンの大きな役割です」>

   それに、週刊現代曰く、セカンドオピニオンを転院と勘違いしている人が多いが、セカンドオピニオン外来では、基本的に再検査はしない。元の主治医から送られてきた診断結果や所見診断を基に判断するだけ。

   保険がきかない自由診療だし、時間をとられるので面倒だと思っている医者も多いそうだ。患者を自分の所へ引っ張ろうとして、いい加減なこという医者もいるという。

   セカンドオピニオン必ずしも正しくはない。そう考えて診てもらった方がいいそうだ。納得である。

【絶対当たらない馬券術】甲子園春夏連覇の年は荒れる「有馬記念」ルメールの年間最多勝利を信じたい

   今週はいよいよ「有馬記念」。今年は障害の王者・オジュウチョウサンが果敢に挑戦してきたことで、盛り上がるのではないか。それも1番枠という絶好枠を引き当てた。鞍上は有馬に強い武豊。スタートのうまい武だから、1枠を利して逃げるかもしれない。そうなるとキセキはレースがやりにくくなるか? しかし、番手で折り合えば、四コーナーから先頭に立ち、そのまま押し切るというのもあり得る。

   絶対という軸馬がいないから、ジンクス通り、高校野球で春夏連覇した学校が出た年は荒れるのか。千々に乱れるが、ルメールがこのレースで武の持つ年間最多勝利を超えると信じて、本命はレイデオロにする。

   対抗は復活なったサトノダイヤモンド、単穴はミッキーロケット。△はモズカッチャン、大逃げが怖いクリンチャー、ブラストワンピース、ミッキースワロー、キセキまで。GOODLUCK!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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