事実婚7年!バツイチ同士、子ども4歳の中年夫婦の「うまくやるコツ」お互いに縛らない、耐えたりしない・・・
新しい「夫婦のカタチ」特集ということで、田村直之アナが「平成から令和へと時代が変わろうとしているいま、従来の形にとらわれない夫婦がさまざま登場しています」と取り上げた。
野田真外(まこと)さん(51)と水谷信子さん(43)は、婚姻届を提出しない「事実婚」7年になる。水谷さんは自宅で漫画家・イラストレーターとして、野田さんはフリーの映像ディレクターとして働いている。
事実婚を望んだのは、バツイチの水谷さんだった。「親の世代は妻が家事をするのが当たり前で、『やってあげなきゃかわいそうよ』みたいな感じ」という周囲の圧力もあり、最初の結婚では家事をすべて引き受けると約束した。しかし、仕事が忙しい時も、夫は家事のノウハウがないために何もしない。家事がどんどん負担になってしまい、3年で離婚した。
それから3年で野田さんと暮らすようになったが、入籍はしなかった。「自分に一番ストレスがなく、耐えたり抑圧したり苦しかったりしない状況を作ろうと思ったら、事実婚が一番ピッタリだった」(水谷さん)
野田さんもバツイチで、夫婦対等の関係を望んでいたため、事実婚の希望を快く受け入れたという。
家事の担当別に家具や家電もそれぞれが購入
2人はフェアな関係を築くため、夫婦生活にさまざまなルールを決めている。家事と4歳になる一人息子の育児は、細かく分担している。料理や洗い物担当の夫が冷蔵庫や食器洗浄機、洗濯・掃除担当の妻が洗濯機や掃除機を購入した。所有する人を明確にして、共有財産は持たないようにするためだ。
野田さん「前に離婚した時、荷物を分けるのに『どっちのものだ』となって、面倒くさかったんです。揉めないように所有権を明確にしました」
意見が衝突した時も、「ダメ出し禁止、正しさの主張禁止。互いが互いの正しさを主張し合ってケンカになって平行線になるので、うちでは禁止です」(水谷さん)