増え続ける「車上生活者」道の駅で2年・・・仕事も家もなく雨風しのげるのはここだけ
2019.11.20 15:08
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誰にも頼れない社会、無関心な社会の怖さ
車上生活者の支援をしている静岡県のNPOに高齢の母娘の車上生活者がいるという情報が入り、現場の道の駅に向かうとすでに移動していた。NPO職員によると支援には課題があり、生活保護を勧めても拒まれるケースが多く、「助けてと言えない人は多い。言ってもらえる関係を作っていくしかない」と話す。
武田真一ディレクターは、30年前からホームレスの支援を行っている福岡・久留米のNPO法人「久留米越冬の会」を訪ねた。会の阿英紹氏は「ホームレスと車上生活者は同じではなく、これまでの対策では解決できません。どこかで社会との交わりが閉じられてしまっていて、追い込まれてしまっているとしか思えません。冷たい社会になっているので、オアシスみたいなものが必要」と話した。
後田ディレクター「多くの車上生活者が誰にも迷惑をかけられないと話していました。誰にも頼れない社会、無関心な社会の怖さを感じます」
*NHKクローズアップ現代+(2019年11月19日放送「車上生活 社会の片隅で...」)
文
バルバス