2024年 4月 27日 (土)

新型コロナウイルスで危うくなった「習近平訪日」「東京オリンピック」ついに安倍政権の断末魔

槇原敬之逮捕だけじゃない・・・ケチが付いた「世界に一つだけの花」次は中居正広のジャニーズ退社

   ガラッと変わって、東出昌大と杏の後日談である。週刊文春は東出の独占立ち話に成功した。2月15日18時過ぎ、週刊文春に直撃された東出は、189センチの長身を丸めて立ち尽くしたという。名刺を受け取ると、記者に深々と一礼したそうだ。そして「申し訳ないことをした」と声を振り絞り、こう続けた。

   「家族に対しても、それから仕事で一緒に作品を作ってくださった方々、広告主の皆様にも多大な迷惑をおかけしてしまいました。いまは日々、これからどうすべきかを考えています」

   そして、「今一番苦しんでいるのは妻だ」といい、こう語っている。「いま、自分は自分の過ちから、かけがえのない日々を失ったことを実感しています。仕事に関しては・・・全てを失ったと思います。役者の仕事は・・・今後の仕事は、自身がやりたいと言ってできることではありません。日々、自分が今後、どうすべきなのかを考えています」

    オレってこういうのに弱いんだ。なかなかいい奴そうじゃないか。杏のほうの怒りは激しいようだが、一度ぐらいの過ちは大目に見てやろうじゃないか。だがな~、こういう男は、懲りずにまたバカをやるんだよな。その時は、杏ちゃん、思い切りぶん殴って追いだしてやれ。

   今週は「バカ列伝」みたいになってきたが、槇原敬之(53)がまた覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。槇原は1999年8月にも同じ容疑で逮捕・起訴されている。週刊新潮によると、今回の逮捕容疑は、2018年4月11日にマンションの一室で覚せい剤を所持し、同年の3月30日に同じ部屋で、危険ドラッグを所持していたというものだそうだ。

   なぜ、2年前の容疑で逮捕されるのか。極めて異例だというが、それは、2年前、槇原に新しい恋人ができて捨てられた男が、捜査当局に協力し、供述した<愛憎の司法取引>(週刊新潮)があったというのである。その男は現在43歳になるそうで、逮捕直前まで槇原の個人事務所の社長をやり、槇原と同棲していた。2人の出会いは90年代からだそうである。

    だが、件の男は、突然、槇原から解雇され、追い出されてしまった。厭世的になった男は、4日後に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、槇原のこともしゃべるが、完全落ちはしなかったそうだ。

   その後、警視庁はこの男を完全落ちさせ、槇原を泳がせ、様子を見ていて、今回の逮捕に至ったという。ただ、自宅のガサでシャブは出てきていない。尿鑑定でも陰性だというから、起訴・有罪に持っていけるか、私は微妙な気がする。

   槇原は、SMAPの代表作、『世界に一つだけの花』を作って、オンリーワンの道を進むようになった。そのSMAPは解散し、どうやら近々、中居正広もジャニーズ事務所を出ると発表するといわれる。今年は去年に続いて芸能界"動乱"の年でもあるようだ。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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