2020年 7月 10日 (金)

新型コロナで「日本の食」ピンチ!休校で出荷できないコマツナ、大きくなりすぎて売れない養殖タイ、ブランド和牛も注文なし

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   新型コロナウイルスの感染で食にも異変が起こっている。野菜、魚、肉などの流通、供給が壊れてしまったのだ。食べたいものが食べられるという、これまで当たり前だったことが当たり前でなくなった。東京・江戸川区の農家・門倉周史さんは、収穫したコマツナを廃棄処分していた。出荷先の9割は学校で、休校で需要がなくなった。しかし、給食再開に備えて、すぐにも次の種をまかなくてはならない。「出せるかどうかわからないものを作って、心が痛いです」

   三重県のマダイの養殖漁師・橋本純さんは、3万5000匹のマダイの出荷がストップしたままだ。旅館や飲食店の他に、首都圏にも販路を持っていたが、売れない。4月以降の売り上げは前年比で半分以下だが、餌代は1か月に1000万円かかる。大きくなれば、それだけ高値で売れそうだが、運搬の箱やまな板より大きくなると買い手がつかない。「最悪、海に放流せざるを得ないかも」

加速しそうな将来世代の農漁業離れ

   ブランド化で消費や輸出を伸ばしてきた和牛も、業界全体がダメージを受けた。国内外で需要が激減して、枝肉相場は昨年比で3割近く落ち込んだ。輸出も頭数ベースで3割ほどだ。仙台牛の村田直利さんは、出荷額が経費を下回る事態になったという。

   環境ジャーナリストの枝廣淳子さんは、「安定していた販路が裏目に出ました。当たり前が当たり前じゃなくなった」という。農業政策が専門の平澤明彦さん(農林中金総研)は、「農業は貿易自由化と高齢化で脆弱になっています。それが一気に加速するんじゃないでしょうか。国の政策に沿って頑張ってきた将来世代がやられているのが心配です」という。

NHKクローズアップ現代+(2020年5月27日放送「"新型コロナ" 日本の食に異変あり!?」)

文   ヤンヤン
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