2020年 11月 29日 (日)

「夏の甲子園」中止でも独自の地方大会やるぞ!監督ら奔走

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   夏の甲子園の中止を、沖縄・興南高校の我喜屋優監督は、「今頃はやる気ムンムンのはずなのに、今回ばかりは不戦敗だな」と感じた。指導歴30年、春夏連覇をしたこともあるベテラン監督にとっても、心の整理がなかなかできなかった。

   キャプテンの西里颯君は「悔しいと、仕方ないが入り混じって複雑な気持ち」と話す。1年生から甲子園に出場、いまはレギュラーとして「そこだけ(甲子園)をめざして必死でやってきました」日々が絶たれた。

   福島県高校野球連盟の木村保副理事長は、独自の地方大会を模索している。今年(2020年)春まで、県立磐城高校野球部の監督だった。21世紀枠でセンバツ大会出場が決まっていた。3月いっぱいで学校を辞める予定だったから、出場は最後を飾るはずでもあった。センバツ中止を選手に知らせたときは、「夏にしっかり」と励ましたそうだ。

   その夏も中止。学校を去る日、選手19人にノックをした。最後のノックで教え子たちから一人一声ずつ、「心はきっと甲子園に行きます」「見守ってください」と、サプライズをもらった。4月からは福島県高野連で働く。「福島県大会に代わる試合をやらせたい」と準備を進めている。

インターハイ中止の日大豊山・水泳部員「将来の糧にする場がない」

   高校総体(インターハイ)、全国中学校体育大会、全日本合唱コンクール全国大会なども中止だ。東京の日大豊山高校は、新型コロナウイルスの緊急事態ですべての部活を休止した。インターハイ3連覇中の水泳部キャプテン、瀬良紘太君は、「(大会が)あったら勝てたなとか言わないで」と全部員にメッセージを送った。

   中止を受けとめきれない選手もいた。「高校の夏は今しかない」「将来の糧にしろと言われても、糧にする場がない」と返信されたこともある。「目標がないと、人間、無気力になっちゃうと思った。つぎの目標を見つけて頑張るの重要」という返事もあった。こんなに語り合ったのは初めてだという。

文   あっちゃん
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