飲食・カラオケ店への小池都知事の時短要請 新橋の飲食店は「知事の発言のタイミングで客が減る」とぼやき節

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   新型コロナの感染拡大を受けて、東京都の小池百合子知事がきのう25日(2020年11月)、酒類を提供する飲食店やカラオケ店に間営業を午後10時までに短縮するように要請すると発表した。期間は28日から12月17日までの20日間とし、応じれば一律40万円を支給する。会見で小池知事は「できれば、できるだけ外出自粛を」とも呼びかけた。

   一夜明けた東京のJR新橋駅前から、阿部悦子リポーターが「とくに人の増減はありません。もう満員電車はなくて、十分に余裕があります」と伝えた。界隈の飲食店は「知事の発言のタイミングで客が減る」と話していたという。JR大井町駅からも「駅員がきのう、おとといと人出は変わらないと言っています」と岸本哲也リポーターが中継した。

都民に緊急調査「会見で外出を控えようと思った」は5%

   司会の小倉智昭「再び営業時間短縮と自粛呼びかけですが、今まで注意してきたから小池さんが会見してもあまり変わらないという人が多いね」

   不要不急の外出について「とくダネ!」が都民に緊急アンケートすると、「すでに控えている」が65%で、「会見で控えようと思った」は5%だった。

   WHO(世界保健機関)西太平洋事務局コンサルタントの坂元晴香さんは「ごく一部の人が大人数で会食して感染を広げている状況なので、行動自粛を訴えるだけでは変わらない」と推察した。三浦瑠麗(政治学者)は「これから年末商戦だが、マスクして買い物する分には何の問題もない。(会見は)誤ったメッセージを与えている」と批判した。

   GoToトラベルについて言及した小池知事は「国のキャンペーンですから、国が判断するのが筋です」と述べた。

   立本信吾アナウンサー「小池さんは言葉を選んでいましたが、都のジレンマが見えました。都と国がお見合い状態です」

   野球でいえば、野手2人がフライを挟んで「もう一方がキャッチするはずだ」と動かずにエラーしかねない状態だ。

   小倉「国は知事に判断を任すというのだから、東京が宙に浮いちゃうよ」

   三浦「国民とかけ離れたゲームが展開されている面があります」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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