2024年 4月 25日 (木)

菅義偉は疲労の極に達している。主な要因はコロナ対策と経済回復を同時にやろうとする菅を忖度しない尾身茂分科会会長だ。官邸スタッフは「政府の組織なのだからこっちの意向に沿って発言しろ、と。ところが尾身さんは無視して危機を訴える。総理は怒っていますが、下手に圧力をかければ学術会議の二の舞になるのでイライラが募っている」という

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親が結婚する娘に「嫌になったら出戻って来てもいいよ」というだろうか?各誌ともなぜ眞子さんの結婚を素直に喜んでやれないのか。

   新潮はもっと深読みをする。

   「殿下は、あえて眞子さまを突き放して世間へ送り出し、"一般社会で小室さんと暮らして現実を直視し、目を覚まして戻ってきてほしい"と、そんな深謀遠慮がおありなのかもしれません」(秋篠宮家の事情を知る人物)

   親が結婚する娘に、「嫌になったら出戻って来てもいいよ」というだろうか。 両誌の特集を読むと、秋篠宮の会見での片言隻句を都合よく解釈して、2人の結婚に難癖をつけたいという意図が見え見えである。なぜもっと素直に喜んでやれないのだろう。

   文春は、結婚は来年の東京五輪が終わった後になるのではないかと見ているが、もし彼女が一時金(約1億5000万円)を断れば、厳しい現実が待っていると脅す。また新潮は、眞子さんが結婚を強行すれば、「それを認めてしまわれたご夫妻にも囂々(ごうごう)たる批判が向けられ、ひいては国民が抱く皇室への親しみの感情も、歪められてしまうおそれがあります」(皇室ジャーナリスト)というのである。

   女性セブンに至っては、眞子さんが発表した「お気持ち」の文章は、事前に天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻に伝えていたものを、小室圭と一緒に「改ざん」したものだとまで報じている。「他人の不幸は蜜の味」という考えが染みついたこの国のメディアには、若い2人の前途を素直に祝福するという心が失われてしまったようだ。(文中一部敬称略)

「結婚の意思」の文書を発表した眞子さんと小室圭(フジテレビより)
「結婚の意思」の文書を発表した眞子さんと小室圭(フジテレビより)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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