<ロンドンハーツ>(テレビ朝日系)
相方と知らずに悩み相談、答える側も知らないダブルドッキリの斬新企画! ハナコ秋山、「仕事か?家庭か?」の悩みに、相方・菊田「奥さんとの時間を大切に!」

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   今回は「実は相方が答えてました!芸人お悩み相談」という企画。バイきんぐ、アンガールズ、さらば青春の光、三四郎、ハナコ5組の、いわば仕事がある方6名(それぞれ小峠英二、田中卓志、森田哲矢、小宮浩信、秋山寛貴&岡部大)が各々有名先輩芸人に相談していると思って相談した悩みを、実はその「じゃない方」の相方5名(西村瑞樹、山根良顕、東ブクロ、相田周二、菊田竜大)が答えていたという企画。答える側も相談者は後輩芸人と聞いており、総勢11人がドッキリに掛けられているという、なんとも『ロンハー』らしい斬新な企画だ。

   バイきんぐ・小峠の「芸人でないアイドルや女優がゲストの時、何ターンしても落とし所がない時はどうする?」という悩み。相方の西村は「5ターンまでと決めて、それで落とせなければトークを切っていい」としながらも、「でも僕に5ターンも掛けられたら怖い。3ターンにしましょ!!」と西村らしい天然な回答。小峠も「3ターンって最初から言えよ!!」とツッコんでいたが、3ターンなら「決して悪くはないかも」と納得。ちなみにさらば青春の光・東ブクロの回答は「この人は『自分は芸人』と思い過ぎている。自信過剰だ!!面白い所に着地するのが目的ではない。楽しければ良い」と回答。筆者もTVで必要以上に笑いで落とそうとしすぎだなと思うことは時々あるので、これは昨今のバラエティ番組の結構デリケートな問題かもしれない。

「じゃない方芸人」側の回答は割とまともで健康的...

   続いてハナコ・秋山の「仕事が忙しくなり、奥さんとの時間が作れていない」という悩み。相方の菊田は「どんなに仕事をいっぱいして、どんなにお金をもらっても結局人間は死ぬ。そう考えたらそんなにお金が無くてもいいから、そこそこの休みがある方がいい。奥さんとの時間を大切に。」と回答。秋山は「いま頑張らないと仕事なくなる」と反論すると(これも当然の意見だが)、有吉は「古いよ」とポツリ。

   その他、三四郎・小宮の「結婚しても不倫しちゃう可能性があるので結婚する気はない。みなさんはどうしてますか(どう遊んでますか)?」という健全化してきた芸能界を憂う悩みに、相方の相田は「結婚すんな、こんな奴!!」と一蹴。同様にさらば・森田の「歯にコンプレックス。矯正すべきか。もうちょっとモテたい。芸能人を抱きたい。」という悩みに相方・東ブクロは、「今の時代、歯はキレイにしとかないといけない」としつつ「森田に関しては歯を替えただけでモテるはずがない」と相方だと知らずに叩き落とす。さらにハナコ・菊田は「矯正したほうが良いと思うが、『いつか芸能人を抱きたい』という奴は大嫌い、ガッカリ。」とバッサリ。

   割愛した悩み相談も含め全体を通してみると、「じゃない方芸人」側の回答は、単に自分がサボりたいだけでしょ、というのも多少あったが、割とまともで健康的だと思う回答も多かった。逆に相談者の方は、理解できる言い分も当然あるのだが、芸にストイックすぎるせいなのか、ちょっと周りが見えてないようにも思えて、ここまでガッつかないと売れないのかと思った部分も。物事は良い面と悪い面が表裏一体というのを見せつけられた企画だった。(テレビ朝日 12月1日(火)夜11:15放送)

鯖世 傘晴

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