2021年 9月 22日 (水)

菅続投は消え、解散・総選挙後は「自民・公明・維新」連立政権!で、次の首相は?ああ、あの人がいたか――ほか4編

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   東京五輪とワクチン接種に政権の命運を賭けた菅首相が惨敗を喫した。五輪開幕後に朝日新聞とNHKが実施した世論調査で、支持率は過去最低の28%、29%だった。政権末期といっていいだろう。

   朝日新聞(2021年8月11日付)は社説で「菅氏に任せて大丈夫か」という見出しを打ち、<新型コロナ「第5波」の勢いが収まらず、首都圏を中心に医療体制が逼迫(ひっぱく)の度を増している。にもかかわらず、菅政権は酒類の提供対策に続き、入院方針の転換をめぐっても迷走を繰り返した。緊急事態宣言下での東京五輪の強行で、行動抑制の訴えも国民に届かない。このまま人々の命と暮らしを任せて大丈夫なのか>と批判した。

   週刊現代、週刊文春に続いて週刊朝日も、「衆院選289選挙区当落予想」を掲載し、政治ジャーナリストの角谷浩一は自民党が現有議席から41、選挙プランナーの松田馨は63と大幅な議席減になると予想している。

   公明党はいずれの週刊誌の予測でも現有議席維持か少し減るとしているが、そろって大阪維新が躍進すると予想しているのが目立つ。衆院選後、公明党だけではなく、維新の会を抱き込んで自公維連立政権ができる可能性があるようだ。

   どちらにしても、菅の続投は潰え、早くもポスト菅に自民党内の関心は移ったようである。このタイミングで、総務大臣経験者の高市早苗が文藝春秋(9月号)で「総裁選に出馬する」と宣言した。読んでみたが、なぜ菅ではいけないのかというキモの部分が、<自民党員や国民の皆様の十分な信任を受ける機会がなかった>というだけで弱い。政策も出来の悪い安倍前首相のアベノミクスの丸写しで、自ら「間抜けな響きで残念だがサナエノミクス」としているように、底の抜けた金融緩和と原発依存では、安倍政治の悪夢が繰り返されることになるだけだ。

   といって誰がいいのかといわれると、答えに窮するというのが正直なところである。一時は待望論が出た河野太郎は、菅のいうがまま大量にワクチン接種を進めたが、肝心のワクチン供給が間に合わず、虎の威を借る小物だということがばれて失速した。岸田文雄は安倍の傀儡。石破茂も前回の惨敗で自信喪失しているようだ。

   バイデン大統領の副大統領、セクハラで辞任するクオモ・ニューヨーク州知事の後任も女性のようだから、菅の次は女性がいいとは思う。小池百合子はコロナ対策の不手際や、菅と一緒に東京五輪を強行開催した大きなバッドマークがつくから無理だろう。安倍が寵愛した稲田朋美は論外。そうなると、残るのは野田聖子か。不妊治療や離婚を経験し、夫婦別姓問題にも力を入れているから、他よりはましという超消極的な理由からだが。

斉藤慶子「還暦記念撮り下ろし」デビュー時と変わらない素晴らしいボディー!次はヘアヌードをぜひ!

   ところで、ここではほとんど取り上げない週刊現代と週刊ポストについて見てみたい。両誌ともに夏の合併号は550円。週刊文春、週刊新潮は480円。値段が高い分は特集の充実には向けられず、SEXYグラビアに注ぎ込まれる。

   ポストは「スクープ!競泳元日本代表美女選手が全裸バタフライ」「神宮寺ナオ いま一番売れている美熟女さん」「葉月つばさ初解禁 かわいいバストトップ」「100人のヌード」と、何と袋とじが4つもある。これほどのカネと努力と知恵を特集に注ぎ込んだ方がいいと思うのだが、そういう考えは露ほどもないようである。ご立派というべきか。

   現代の袋とじは「これは、芸術か、猥褻か。――伝説の発禁写真集の中身を初公開 写真集『NEW・NUDE』『カメラ毎日』別冊」と「福井セリナ、独占生ヒップ―慶応大卒の現役薬剤師・27歳」の2本だけだが、売りは「斉藤慶子、昔撮った写真ではありません――還暦記念撮り下ろし」である。ほんとに彼女は還暦なのかと驚く。大学在学中(1982年)に「JAL沖縄キャンペーンガール」としてデビューした頃と顔も身体もほとんど変わらない。彼女のヘア・ヌード写真集が出たら真っ先に買うのだがな。これらのグラビアが部数減の歯止めになっているかといえば、そうなっていないところに両誌の深刻な現状がある。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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