河野・石破タッグは「1回目で決着」戦略 危険な賭け?一気に流れが?

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   「自民党総裁選、注目されているのは石破茂・元幹事長(64)の動向です」と森圭介アナが14日(2021年9月)の「スッキリ」で伝えた。立候補するのか、誰かの支援に回るのか。その周辺が慌ただしくなっている。

   きのう13日、河野太郎ワクチン担当相(58)が石破氏のもとを訪ね、2人だけで約20分間会談した。石破氏によると、「河野さんの方から仮に(河野氏が)当選した暁には、挙党態勢というものを作りたい、そういうお話がありました」。ただし、これについて、「返答しなかった」というが、本心はどうなのか。

  • 河野太郎氏が選んだ戦略は?
    河野太郎氏が選んだ戦略は?
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日本テレビの政治部長が解説

   森圭介アナ「ここからは日本テレビの佐藤圭一・政治部長が加わります。石破氏の新しい情報が入ってきたということですね」

   佐藤は「きのう、河野さんと会談しましたが、協力要請をされ、これを受ける形で今回は出馬を見送る見通しとなっています」と話す。

   司会の加藤浩次「とすると、河野さんを支援するということですか」

   佐藤「河野さんとタッグで党員票を取ろうという戦略を選んだのだと思います」

   総裁選は国会議員票383票、党員・党友票383票の計766票の過半数(384)を取ればいいが、1回目に誰も過半数を取れない場合は上位2人で決選投票になる。となると、3位以下の票がどちらに動くかがポイントになる。

   佐藤「河野さんとすれば、石破さんとタッグを組んで一気に1回目の投票で決着をつけたいという戦略です。しかし、決選投票になると、安倍前首相や麻生副総理が自分の派閥を締め付け、若手も動きにくくなり、河野さんは不利になる、という可能性が高いという見立てがあります。そこで、石破さんの力、さらには小泉進次郎さんらの支援を受け、世論のうねりをどう作れるかがポイントです」

   石破氏はあす15日(2021年9月)の派閥総会で立場を明らかにするという。

(一ツ石)

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