2024年 4月 20日 (土)

もはや「嫌がらせ」「ごね得」にしか見えない小室圭母の元婚約者!この期に及んでまだ愚痴と泣き言――ほか9編

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   もはや小室圭フィーバーといってもいいだろう。彼がちょん髷風の髪を切ったといっては騒ぎ、写真が就職先であるニューヨークの法律事務所のウェブサイトに掲載されたと騒ぐ。嫌いも好きのうちというが、日本人の多くは彼のことが好きなのかもしれない。26日(2021年10月)の会見の日は、結婚を反対するデモもあるかもしれないが、眞子&圭をひと目見ようと大勢の"ファン"が集まり、大騒ぎになるかもしれない。

   10月5日に読売新聞とNNNが2人の結婚をどう思うか調査した結果を発表した。よかったと思うが53%、思わないが33%だった。これをどう見るかだが、ニューズウイーク日本版に興味深い記事がある。世論調査機関が年4回行っている英国王室メンバーの人気調査で、エリザベス女王を好きだと答えた割合は72%と高いが、チャールズ皇太子は45%、ヘンリー王子に至っては36%で、嫌いが43%と<不人気ぶりが際立っている>(ニューズ)。国民の半数近くが祝福してくれているのだから、秋篠宮は喜んでもいいのではないか。 往生際の悪いといっては失礼だが、小室の母親・佳代の元婚約者は、今週のフライデーで、佳代と婚約していた時の「家計簿」を公開して、余裕のない中で金銭援助していた、そのためにローンも払えなくなり、車もマンションも手放したと愚痴っている。

   彼は「小室家側の代理人から、私の代理人に頻繁に連絡は入っていますが、いまだに交渉には至っていません」といっている。他人任せにしないで、自分で動き、早急に小室側と話し合うべきではないか。結婚を直前に控えているのに、同じ話を蒸し返しているのは、「嫌がらせ」「ごね得」を狙っているのではないかと勘繰られても仕方ないと、私は思うのだが。

国費190億円をドブに捨てたといわれるノーベル賞・梶田隆章の重力波観察!マスク配布に何百億円も使うよりマシだよ

   ところで、週刊文春に、190億円も国費を注ぎ込んできた国家的プロジェクト「KAGURA計画」なるものが破たんしていたという特集があるが、私には読んでも何のことか全くわからない。これはノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章(62=東京大学宇宙線研究所所長)が研究代表者を務めているそうで、宇宙はなぜ、どのように始まったのかということを解き明かすために、アインシュタインが予言した「重力波(非常に重い天体が加速度運動する際に生じる歪み)」を観測するのだそうだ。

   5ページにも及ぶ大特集だ。興味のある読者は買って読んでいただくとして、要は、このプロジェクトは他国の研究からはるかに遅れていて、批判の声が内部から上がっているというのである。ちなみにこの計画に携わっている研究者のAは、KAGURAの能力では、「一万五千年以上待たないと観測できません」といっている。

   よくあることだが、実態を隠して可能性を大きく見せれば、文部科学省から新たに10年分の莫大な予算を手にできるから、粉飾ではないが、感度の向上を諦め、共同観測へ参加することを実績にして予算を分捕ろうというようなのである。

   当の梶田はどう答えるのか。欧米のプロジェクトは日本より15年先行していて、この差は大きいとしながら、研究者たちからの反発については、「そういう声を出す人はいますよ。でも、それは少数です。『辞めます』なんてことをしたら、日本の重力波のコミュニティが世界から完全に爪弾きですから」といっている。

   私には全く分からない世界だが、これは重要な研究だということぐらいは分かる。いいではないか、政治家が無駄なマスクを配るのに何百億円使うことを考えれば、壮大な夢に取り組むのに1000億円ぐらい注ぎ込んでも。

   今年ノーベル物理学賞を受賞したプリンストン大の真鍋淑郎は、日本に帰りたくない理由をこういっている。「私は人生で一度も研究計画書を書いたことがありませんでした。自分の使いたいコンピュータをすべて手に入れ、やりたいことを何でもできました。それが日本に帰りたくない一つの理由です。なぜなら、私は他の人と調和的に生活することができないからです」(TheAsahiShinbunGLOBE+10.07より)

   調和にばかり気を使っている人間に独創的な発想などできるわけはないのだから。

甲府「夫婦殺害・放火」少年―いくら凶悪でも実名報道する必要があるか?「週刊新潮」行き過ぎ

   10月12日(2021年)に甲府市逢沢にある家で、夫婦2人が殺され放火された事件が発生した。中学3年の次女と高校3年の長女は難を免れたが、逮捕されたのは19歳の少年で、長女と同じ高校で、彼女に好意を寄せていたといわれる。犯人は現場から逃げたが、その後、駐在所に現れ、無人だったため警察署に電話をかけ、泣きながら「人を殺してしまった」といったそうだ。

   こうした事件でよくあるが、少年は「授業が終わったら速攻で帰る。ザ・優等生です」(同級生=週刊新潮)。授業を休むこともなく、口数は少なかったが、なり手がいなかったとはいえ、生徒会長だった。先の長女には熱心で、ティファニーのアクセサリーを一方的に送り付け、あまりしつこいのでLINEをブロックされてしまったという。彼女に横恋慕し、つれなくされたことが今回の事件を起こす動機になったのだろうか。  週刊文春もこの事件を扱っているが、こちらは19歳ということで匿名だが、新潮は、取り調べに少年は、「家に侵入したのが見つかれば、家族全員を殺そうと思っていた」と供述していることから、残虐極まりない犯行だとして実名報道している。

   新潮は、今年5月に改正された少年法では18、19歳を「特定少年」と規定し、起訴された場合は実名報道も可能になるからという理由も挙げている。たしかに犯行は許しがたいが、少年法を破ってまで実名報道するのは行き過ぎではないかと、私は考える。

元CIA工作員に「文章がうまくなる」と教えられてもなあ......まるで役に立たなかった「ニューズウィーク」特集

   私はしがない雑文書きだが、自慢じゃないが文章は下手である。だから、文章がうまくなるという類の特集や本を見つけるとすぐに手を出す。今週もニューズウイーク日本版に「世界に学ぶ至高の文章術」というのがあったので、早速読んでみたが、ビジネス用の文書には多少参考になるが、人に訴える文章を書こうと思っている人間にはほとんど役に立たない。プレジデントは「美しい資料術」というのをやっているが、これに近いと思う。

   元CIA工作員や朝日新聞編集委員で天草支局長の近藤康太郎などが原則を述べている。CIAに文章作法を教えてもらおうとは思わないし、近藤のは以前、『三行で撃つ』(CCCメディアハウス)を読んだが、自慢話ばかりで辟易としたことがあった。

   私は読売新聞で「編集手帳」を書いていた竹内政明の『「編集手帳』の文章術』(文春新書)を座右にしている。どんな文章術の本を読んでもいっていることはたった一つ、「簡潔に書け」である。いつもダラダラ書いて当欄の担当者に怒鳴られているが、これが難しいのだ。

群馬県「魅力度」で法的処置と息巻く山本一太県知事!そういうところが不人気の原因なんじゃないの

   週刊新潮から。2022年カタールで行われるサッカーW杯をテレビでは見られなくなるという。なぜなら、放映権料が高すぎて、日本のテレビ局が束になっても手が出せないそうだ。何しろ1998年のフランスW杯をNHKが独占購入した時は約5億5000万円だったのに、今回のW杯アジア最終予選を含む28年までの放映権料は約2450億円だという。

   買ったのは中国系の広告代理店。スポーツを有料配信する「DAZN」が日本向けの放映権料をまとめて購入し、そこから民放に切り売りしたことで、ホーム分だけはかろうじて見られるそうだが。

   ブランド総合研究所が発表した「都道府県魅力度ランキング」で見事44位に順位を下げたのは群馬県だった。良くても悪くても"1番"がいいと思うのだが、山本一太県知事が法的措置も辞さないと大人げない発言をして、顰蹙を買っている。

   統計などの専門家に分析させると息巻いているそうだが、週刊新潮は<そんな知事の姿勢も含め「多角的に」評価されたら、群馬県のランクはどこまで低下することやら>と心配している。『翔んで埼玉』をヒットさせた埼玉県に倣って、『だんべえ群馬』という映画でも作ったらいいのに。

斉藤慶子「美しすぎる還暦水着姿」運動嫌いで体重計乗って鏡見るだけってホント!?

   スーパーマンは私の子どもの頃の大ヒーローである。1938年にアメリカに登場して、何度も地球を救ってきたケントにジョンという息子ができた。父から子へ代替わりしているそうだが、その息子がバイセクシャルであることをカミングアウトすると版元のDCコミックスが発表して、話題を呼んでいる。

   同性愛者だとカミングアウトした元参議院議員の松浦大悟は、アメリカでは「ポリコレ(少数者に不快感や不利益を与えないように意図された表現)が進み過ぎて、逆に表現の自由が奪われている」といっている。重要な指摘だと、私は思う。

   元JALのキャンペーンガール・斉藤慶子の水着写真が話題である。御年60歳。熊本大学の先輩、宮崎美子(62)が大胆な水着姿を披露して話題になり、チャレンジしてみようと思ったという。講談社から水着のカレンダーまで出る。週刊現代のグラビアで何度か拝んだが、還暦とは思えない美しいカラダである。美貌も衰えていない。

   週刊文春によれば、亭主は通販会社の創業者で、推定資産は150億円といわれるそうだ。体形を維持するのにはカネがいると思うのだが、本人は「昔から運動が嫌いで、鏡を見たり毎日体重計に乗るくらいでしょうか」といっている。これならカネがなくてもできる。カミさんに教えてやりたいが、もはや手遅れだな。

   最後に「アンダーヘア脱毛」って知ってる? 水着を着るためではなく、介護されるようになったら、排泄ケアのとき、毛にいろいろなものが絡まって大変だから、それを見据えて脱毛に踏み切る中高年が増えていると文春が報じている。

   父親の介護をしたことがあるから、下の世話の大変さは少し知っているつもりだ。今度は自分の番か。医療レーザー脱毛というのがあって、これをやれば永久脱毛できるそうだ。だが、これは白い毛には反応しないので、あそこに白髪が出ているとダメだそうだ。もやはすべて手遅れだな。(文中一部敬称略)

【絶対当たらない馬券術】先週に続いて「菊花賞」も快勝予想にご期待!調子を戻してきたルメール騎乗のオーソクレース推し

   先日の「秋華賞」予想は、我ながら見事だった。今週の「菊花賞」も自信あり。といっても、軸馬のいない難解なレースである。ダービー3着、神戸新聞杯1着のステラヴェローチェが人気になるだろうが、神戸杯は極端な不良馬場で、馬場の得意不得意が勝負を決めたといっていい。

   今回は良馬場のようだし、距離も3000メートルと長くなる。やはりバゴの産駒、クロノジェネシスを見ると長距離には疑問符が付く。それならステラと同タイムのレッドジェネシスと思ったが、調教に不安があるようだ。そこでこのところまた調子を戻してきたルメール騎乗のオーソクレースを◎にする。そのオーソを子ども扱いしたアサマノイタズラが〇。▲はレッドジェネシス。△はモンテディオ、ステラヴェローチェ、ヴァイスメテオール、ヴィクティファルス、大穴ならディープモンスター。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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