「社会が人に優しくなるよう変えていかないと...」 京王線事件で安住アナ感想

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   10月31日(2021)年、調布市を走る京王線特急列車内で発生した刺傷事件。1人が重体、16人が重軽傷を負うという衝撃的な事件で、服部恭太容疑者(24) が殺人未遂の疑いで逮捕されているが、この事件の経緯が徐々に明らかになってきた。

   服部容疑者は、今年6、7月頃までは福岡県福岡市で暮らしていたが、その頃仕事や友人関係がうまくいかず、死にたいと思うようになったという。その後神戸市や名古屋市を転々とする中で、8月6日の小田急線襲撃事件を見て電車内での犯行を決意。9月末ごろ東京に出てきて八王子のホテルに滞在し、渋谷も何度か訪れていた。

   服部容疑者について、福岡市で同じ団地に住んでいた男性は「タバコを吸うような子どもじゃなかった。おとなしかった。わからんね、人間て」と語る。

  • 番組ツイッターより
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「映像をみるとふかしの状態」

   事件当日午後5時頃、「ハロウィンの様子が見たかった」という服部容疑者は、電車で八王子から渋谷に向かった。午後6時頃渋谷駅で下車し、6時13分には渋谷センター街でハロウィンの警戒にあたる警察官の前を歩く姿もカメラに捉えられている。その後は6時40分頃に渋谷から調布に向かい、さらに逆方向の特急に乗り換えてその中で犯行に及んだ。

   犯行時の様子について乗客は「ナイフの長さが普通の包丁とかではなく、結構な長さで、見たことないような映画とかで使うような武器」と恐怖を語る。

   警視庁の取り調べに対し服部容疑者は「ジョーカーに憧れていた」「人を殺せなくて悔しい、計画通りにいかなくて悔しい」と供述しているが、ジョーカーとは映画「バットマン」に登場し、殺人も行う悪のすキャラクター。「ジョーカー」として映画にもなっている。

   身柄確保時、服部容疑者は緑のシャツに紫のスーツ姿だったが、これはジョーカーの伝統的カラー。「それはコスプレか」という捜査員の質問に、服部容疑者は「仮装ではない。好きで憧れている」と供述しているという。

   ジョーカーはタバコを吸うシーンも印象的だが、服部容疑者も犯行後に電車内でタバコを吸う動画が撮影されている。

   司会の安住紳一郎「喫煙者の方はわかると思いますが、映像をみるとふかしの状態で、タバコを吸っているのを真似しているだけ。どこまで強い思いを持って犯行に及んだか謎だなと思います。一方、成功した人をうらやんだり、社会に冷たくされたりして復讐したくなることがあるんだと思います。罪はゆるされないが、社会から優しくされた人は、決して社会を恨まない。まず社会が人に優しくなるよう社会を変えていかないと、こういう事件が次々と起こってしまうんじゃないかという感想を抱きます」

(みっちゃん)

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