安倍元首相が銃撃され死去 加藤綾子アナ、容疑者供述に触れ「やるせない気持ちに」

   自民党の安倍晋三元首相が7月8日（2022年）、奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃された事件をうけ、同日フジテレビでは夕方のニュース「Live News イット！」の開始時刻を、通常の15時45分から1時間繰り上げて特集。17時47分には、心肺停止状態だった安倍元首相の死亡が確認されたと速報した。

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  安倍晋三氏（2017年撮影）

「政治信条への恨みではない、と供述」報道に言及

   番組前半では、急きょ開かれた岸田文雄首相の会見の模様を伝えた。岸田首相は　「民主主義の根幹である選挙が行われている中で、起きた、卑劣な蛮行であり、決して許すことはできないと思っています。最大限の厳しい言葉で非難を致します」などと述べた。時折声を詰まらせたり、鼻をすすったりしていた。

   キャスターの加藤綾子アナウンサーは「岸田総理の発言をお聞きいただきました。何か、目に涙を浮かべているような印象も受けました」と説明。

   松山俊行解説委員は「最大限の厳しい言葉で非難したいと言って、民主主義国家日本の一員として絶対に許してはならない行為だということで、犯行そのものに対して非常に厳しい見方をしているということだと思います」と指摘した。

   続けて加藤アナは「まさか、日本でこのような事件が起こるとは、というような衝撃的な事件です」と語った。

   その後番組は17時47分、安倍元首相（67）の死亡が確認されたと速報。複数の政府関係者の情報として、17時3分に死亡確認がなされたと説明した。

   加藤アナは、安倍元首相を銃撃し、殺人未遂容疑で逮捕された山上徹也容疑者が、「殺そうと思ってやった」「政治信条への恨みではない」と供述している、という報道に触れながら、「何を思ってなんだろうと、やるせない気持ちになりますね」と、共演する解説委員らに語りかけていた。

（TT）