これまでと違うコロナ後遺症 その症状は?森圭介アナは相談窓口を紹介

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   東京都の新型コロナの感染者数は1週間平均で過去最多となったが、これまでとは違うオミクロン株の後遺症に苦しむ人も急増している。けさ5日(2022年8月)の「スッキリ」は、3人の『元感染者』の後遺症を報告した。

  • ワクチン接種の有無との関係
    ワクチン接種の有無との関係
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「味覚・嗅覚の異常は少し減っています」

   30代の男性は7月に感染し、10日間の療養期間が過ぎてからも体がだるくて重い症状が続いているが、「熱はないので周りはわかってくれません」と訴える。50代の女性は「動悸とめまいが凄かった」という。しかし、なによりも驚いたのは、「髪の毛がバサッと抜けたんです。シャンプーするたびに一かたまりくらいも」と話す。40代女性は「本を読んでもまったく頭に入ってこないし、いま子供に言われたこともすぐ忘れてしまう。ありえないような頭の動きなんです」という。

   新型コロナの後遺症を数多く治療しているヒラハタクリニックの平畑光一院長は、「オミクロン株の場合は、咳が続くという症状が多いようです。(デルタ株のときのような)味覚・嗅覚の異常は少し減っています」と説明した。アメリカのデータでは、感染者8人に1人が後遺症に悩まされている。

   後遺症はどのくらい続くのか、治療法はあるのか。日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師はこう指摘する。「半年続くというデータもあります。治療薬というのはありませんから、治療は漢方薬などを使いながら、症状が和らぐのを待つということになります。ただ、ワクチンを接種することで後遺症を防ぐ効果があるといわれています」

   後遺症の発症率は、ワクチン未接種だと41.8%と高いが、3回接種していると16.0%に下がるというデータもある。森圭介アナは「後遺症については、都道府県と政令指定都市など157の自治体で相談を受け付けているということです」と伝えた。オミクロンは軽症だからとワクチンを打たないでいると、後で苦しむことになる。

(カズキ)

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