2024年 5月 4日 (土)

谷原章介 死去のゴダール監督作品は「いろんな人が1回は通ってきた」

   司会の谷原章介が「名作『勝手にしやがれ』などフランスを代表する映画監督、ジャン=リュック・ゴダール監督が亡くなりました。晩年はスマホで映画を撮影するなど、映画界に革命を起こし続けました」と切り出した。15日(2022年9月)の「めざまし8」。

   ゴダール監督は1930年、パリ生まれ。9月13日、自宅のあるスイスで、91歳で亡くなった。現地メディアは自殺ほう助を受けたと報じている。

  • 巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督(写真:Best Image/アフロ)が死去した
    巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督(写真:Best Image/アフロ)が死去した
  • 巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督(写真:Best Image/アフロ)が死去した

「映画を学んだ」金子恵美の思い出

   ゴダール監督は映画批評家出身で、スタジオセットで撮影されたそれまでの映画の常識を破り、太陽光を取り入れた街頭ロケにこだわったり、録音もアフレコではなく同時録音したりするなど新しい演出方法を取り入れる手法でフランス映画界に新風を吹き込んだ「ヌーベルバーグ」の旗手とされる。「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」など名作を次々と生み出した。

   当時、ゴダール作品を見た人々の多くは「よくわからないけど、なんかオシャレ」という感想を持ったという。フランスのマクロン大統領はSNSで「ジャン=リュック・ゴダール氏はヌーベルバーグの最も象徴的で現代的で自由な芸術を生み出してきた。我々の国の宝でもある。天才の視点を失いました」と語っている。

   谷原は「映画好きの人、そして俳優として映画に携わっている僕も、いろんな人が1回はゴダールは通ってきたと思うんです。僕も若いときに観て、意味が分からないまま、ただただ刺激だったり、自由な空気感に魅了されました。映画を学んだことがあるという金子さんはどう思いました?」と、元衆議院議員の金子恵美に話を振る。

   大学時代に演劇を専攻したという金子は「フランス映画の授業があったときに、ゴダール作品を観た。SNSの反応と同じように、理解はできなかったけれどもなんかオシャレだなと思いました」とコメント。続けて、「今、フッと思い出したんですが、授業でゴダール作品を観るため、教室が暗くなった時に隣の人に手を握られたのを思い出しました」と告白。

   谷原が「ゴダールの映画はそういう力を持っているのかもしれないですね」と言うと、社会学者の古市憲寿は「その人とはどうなったんですか?」と割り込んで質問。

   金子は「その人とは――」と言いかけて「深堀しなくていいです」と笑ったが、谷原に「ぜひ、金子さん、謙介さん(夫で元衆院議員)と一緒に観てください」と冷やかされていた。

(バルバス)

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