コロナとインフル同時流行の地域も 加藤浩次「年末年始どうすれば?」

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   「新型コロナとインフルエンザの同時流行が一部の地域で始まりました」と今日26日(2022年12月)の「めざまし8」で、森圭介アナが切り出した。「厚生労働省によりますと、東京、青森、岩手、神奈川、富山、熊本の6都県がインフルエンザの流行地域になっています。年末年始を迎える街の疑問として、『発症したらどうすればいいのか?』『旅行先や帰省先に何を準備したらいいのか?』という声が上がっています」と伝えた。

  • 年末年始の発熱には十分注意が必要
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加藤浩次「かかりつけ医でも全部診てほしい」

   東京・北区のいとう王子神谷内科クリニックによると「12月17日から増え始め、発熱外来に来る患者の10~20人に1人がインフルエンザA型」という。小池百合子東京都知事は会見で「コロナとインフルエンザのツインデミックの話」として「定点医療機関当たりの数値が1.12となりました。1を超えると流行開始の目安なので、これは"8波プラスアルファ"と言ってもいい」と話した。

   スタジオゲストの日本感染症学会指導医、水野泰孝医師は「まだインフルエンザがすごく増えているという感じはないのですが、私の外来でも先週1週間で3人ほどインフルエンザの感染者が出ました。コロナについては急増してはいませんが、コンスタントに陽性者が出ている」と話す。

   司会の加藤浩次が「年末年始は病院も休むところが多い。発熱したらどうすればいいのでしょう?」と疑問を呈すると、森アナが「厚労省では今のところ、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある人、妊娠している人、小学生以下の子供は発熱外来へと言っています。それ以外の方は、抗原検査キットで調べて陽性なら地域の健康フォローアップセンターに登録して自宅療養してほしいと言っています。そして検査キットで陰性で熱がある場合はインフルエンザの可能性があるということで、かかりつけ医に相談するかオンラインで診断してほしい。その後、発熱外来に行く可能性があるというのが現状です」と説明。そして「ただ、かかりつけ医が発熱した患者さんを受け付けない可能性もある」と指摘した。

   水野医師はこれに対し、「患者を実際に診ないで形式だけでプロトコルができてくるとこういうことになる。なので正直なところ、熱があれば自宅で検査をするわけですが、タイミングが早かったり、うまく扱えなかったりして偽陰性になる人が多いんです。熱が引かなくて病院に行ってみたらコロナ陽性だったということもあり、プロトコル通りにはいかない。もう1つ、抗原検査で陰性ならかかりつけ医が診てくれるかというと、まだ熱の患者さんはお断りという医療機関は多くあるんです。結局発熱外来に来ることになり、うまく機能していないところはあります」と解説。

   解説を聞いた加藤は「また発熱外来のお医者さんが大変になるだけになる。コロナ流行以前はインフルエンザ対策なんてマスクくらいしかしてなかった。感染してもタミフルである程度症状は抑えられると考えていいと思う。だからこそ、検査キットで陰性ならば、かかりつけ医で見てもらえたほうがいいと思いますけどね」と話す。

   フリーアナウンサーの大橋未歩は「前にインフルエンザになったときにはタミフルであっという間に症状がよくなった。ただ、タミフルは早期に処方しなければ効かないので、かかりつけ医が診てくれないと、タイムラグが生じてしまう」と指摘。

   水野医師は大橋の指摘を肯定し、「東京都では発熱患者向けにオンライン診療が12月から始まっているが、限界がある。コロナでもインフルエンザでもない発熱もあるわけで、対面でどこでも診療できる体制が必要だと思う」と話した。

   加藤は「院内感染したくないという気持ちもわかるんだけど、熱が出て抗原検査が陰性の場合は、かかりつけ医でも全部診るというふうにしたほうがいいと思う。怖がってやらないというのは、どんどん重症化する方向に向かうだけのような気がする」と懸念していた。

(バルバス)

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