「ストーカー被害訴え」への警察対応の「差」はなぜ? (めざまし8)

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   おととい16日(2023年1月)、福岡市の博多駅近くの路上で刺殺された会社員・川野美樹さん(38歳)はストーカー被害にあっていて、何度か警察に相談していたという。けさ18日の「めざまし8」で情報キャスターの堀池亮介アナが報告した。

  • フジテレビの「めざまし8」番組サイトより
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警察OB「常に110番はしてほしいです」

   男性は川野さんが以前働いていた飲食店の元従業員で、「去年の8、9月あたりまで付き合っていた」(川野さんの親戚)が、男性の束縛が原因で破局、その後、男性は解雇され、川野さんを逆恨みしてつきまとい行為を始めたという。 川野さんは複数回、警察に相談し、警察署はストーカー行為の禁止命令書を出し、自宅周辺をパトロールしていた。この男性とは連絡が取れなくなっていて、警察はきのう自宅を家宅捜索した。

   堀池アナは「禁止命令、パトロール以外の対応というのは難しいんでしょうか」と、埼玉県警捜査一課の元警部補・佐々木成三さんに聞く。佐々木氏は「切迫性、危険性があれば、一時保護施設に保護するとか、民間支援団体とも連携していますので、シェルターなどに避難することもできます。また、今回は禁止命令が出ていますので、被害者の女性の電話番号が警察に登録されていて、110番すると、仮に何も言わなくても、すぐ現場に向かうような態勢も整っています」と解説した。

   また、最近は各警察本部に人身安全対策課が作られていて、届け出・相談を受けた警察署だけで処理せず連携する対応がとられているという。ただ、コメンテーターの長谷川ミラ(モデル)は「私の友人もストーカー被害にあって、警察に相談に行ったけど、真剣に向かい合ってくれなかったというんです。介入して禁止命令出してくれる時と、あまり対応してくれないときの差はどういったところになるんですか」ときく。

   佐々木氏「私もいろいろと相談を受けましたが、被害者の方が『あまり事を大きくしたくないんですよ』といわれることがあって、事件にするとなると、被害者の協力がないと動けない時があるんです。事が大きくなるのが嫌だから(警察に)言わなくていいじゃなくて、常に110番はしてほしいです」

   付きまとっていた元交際相手の男性が犯人と決まったわけではないが、犯行の一部始終は防犯カメラに写っている。捜査本部はすでに犯人を特定しているとみられ、番組進行の永島優美アナは「捜査の進展が待たれます」とした。

(カズキ)

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