空をおおう茶色い物体。中国西部で多発する巨大砂嵐の映像を28日(2023年3月)、モーニングショーが取り上げた。
甘粛省や隣の新疆ウイグル自治区に高さ100メートル級の大きな雲のような壁が。中に入った撮影者がゼーゼーと荒く呼吸しながら撮った街は、昼なのに一面オレンジ色だった。21日の内モンゴル自治区の映像は、真っ暗で、車がライトをつけて走行する。
羽鳥慎一「黄砂は九州というイメージですけど...」
影響は数百キロ離れた北京でも。「この天気はおかしい、普通じゃない」と、画像投稿者がつぶやく。黄砂としては最強クラス、6段階ある大気汚染指数は22日に最も悪い「厳重汚染」とされた。「砂にビンタされるみたいだ」というのが街をバイクで走った男性の実感だという。
野上慎平アナウンサー「すごかった。ピッチャーマウンドからキャッチャーのミットが見えないというものです」
北京の大気中粒子はWHO(世界保健機関)基準の37倍という。原因は、今冬の大寒波と3月の気温上昇。上空に寒気がある状態で地上が暖められたため上昇気流が起き、砂が舞い上がったらしい。砂は日本にも飛来、今年は北へ流れやすいそうだ。
司会の羽鳥慎一「うーん、黄砂は九州というイメージですけど、そうですね、東に来てね」
長嶋一茂(元プロ野球選手)「問題は砂嵐だけでなく、大気汚染。砂嵐とミックス、風に乗って日本へくることだ。中国は大気汚染に対してもうちょっと考えてほしいな」
(あっちゃん)