玉川徹「ミサイルで、というのは論外だが...」 自衛隊ヘリ事故に「予断持たずに見守りたい」

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   沖縄県の宮古島周辺で、陸上自衛隊のヘリが消息を絶ってから、10日(2023年4月)で5日目。防衛省は、24時間体制での捜索を続けるとともに、事故調査委員会を起ち上げ、原因の特定を進めている。ヘリに何が起きたのか?ネットの一部には、「中国軍のミサイル攻撃か」との憶測も飛ぶ。10日の「羽鳥慎一モーニングショー」が事故の背景を探った。

   昨日9日、新たに、燃料タンクの一部とみられるものが発見された。激しい衝撃でひきさかれたような跡があった。さらに、消息を絶つ3分前のものとみられるヘリ映像が、見つかった。ヘリは、午後3時46分に宮古島の分屯基地を離陸。島の北端を左に旋回して同56分に、左隣の伊良部島の北側海上で消息を絶った。

  • 番組サイトより
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動画撮影者の証言も紹介

   宮古島の北側の海岸で観光中に動画を撮影したスティーブ・クリスティーさん(63)は、午後3時53分に撮影したという。元米海軍兵だが「海面からの高度約300メートルを飛んでいたと思います。まっすぐに飛び、音も通常通りでした。エンジンにトラブルがあるような、変な音はしませんでした」。同じ時刻に、ヘリを撮影した別の観光客も「何か異常な音がしているとか、低い位置を飛んでいるような感覚はないので、この時間帯では何もなかったかなと感じる」。

   事故原因がはっきりしないことから、ネット上では「ヘリが中国軍の攻撃を受けて墜落したのでは」との憶測の書き込みが相次いでいる。10日の朝日新聞は、「ヘリ事故、攻撃でない理由」「防衛省幹部『爆発音・飛翔体・妨害電波なし』」と伝えた。

   ヘリの任務に精通した防衛省幹部によると、「ミサイルで攻撃を受ければ、大音量の爆発音がとどろき、機体は粉々に砕け散る」が、大きな音を聞いたとの地元の証言もなく、海上に多数浮かんでくるはずの残骸も確認されていない。国外からミサイルが発射されたとすれば、レーダーで捕捉されるが、飛翔体は探知されていない。このため、同幹部は「ミサイルによる攻撃を受けた可能性はない」とする。「攻撃を受けた」とする見方について、防衛省幹部は「よくもそんなことを思いつくものだ」と、あきれている。

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日社員)は、「ミサイルで、というのは論外だが、いろんなパーツが発見されている所を見ると、海面に落ちたということは間違いないのではないか。いま、フライトレコーダーを見つけようと、ソナーを使って自衛隊が探している。予断を持たずに、捜索を見守りたい」

(栄)

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