<1年前のワイドショー>知床観光船沈没事故 玉川徹が当時主張したコト

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   <1年前のワイドショー>悲劇はなぜ起きてしまったのか。昨(2022)年4月23日、北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没しました。乗客乗員26人中20人が死亡、6人が行方不明のままです。国の運輸安全委員会の調査では、船底へのハッチの不具合が原因とみられ、運航会社が放置していた疑いも出ています。当時のワイドショーの取材でも、ずさんな運航の実態が次々と明らかになっていました。

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会社の体質にも注目集まる

   (J-CAST)ワイドショー通信簿の「『まさに海の怖さが凝集』知床観光船事故(略)」(2022年4月25日、フジテレビ系「めざまし8」)によると、KAZU Iは午前10時にウトロ港を出港、知床半島先端まで約3時間で往復する予定でした。しかし、午後1時13分、船長から「船首部分が浸水している。エンジンが使えない」と救助要請が入り、午後2時の「船首が30度ほど傾いている」との通信を最後に連絡が途絶えたとあります。

   当時、海は3メートルの波で風は16メートル、海水温は3度。地元の漁師は「昼から波が出るというのはわかっていた」と語っていたとあります。

   「『泣きながら謝っていた』観光船船長 去年の座礁時(略)」(同25日、テレビ朝日系「モーニングショー」)には、KAZU Iは前年の6月にも座礁事故を起こして書類送検されていたと報じました。運航会社はこの2~3年で度々従業員が変わり、頻繁に事故が起きるようになったとあり、船長は事故の前月、フェイスブックに「ブラック企業で右往左往です」と投稿していたともいいます。地元の観光関係者は「離職が相次ぎ、船長は1人で2隻を任され、かなり参っていたようだ」と話していたそうです。

   乗客に目を向けたのは、「『船上プロポーズ』男性の父が語った(略)内容」(同26日、TBS系「THE TIME,」)で、行方不明の男性は交際中の女性に船の上でサプライズでプロポーズする予定だったといいます。父親が「彼女の親御さんと泣きながら話した。せめて一緒に出てきてほしい」と語ったとあり、胸が痛みます。

   27日になって運航会社社長が家族への説明会と記者会見をし、謝罪しました。「知床遊覧船社長の対応を断罪 玉川徹(略)」(同28日、「モーニングショー」)によると、社長の説明には家族から憤りの声があがったとあります。会見の冒頭、土下座をして謝罪し、事故当日は「船長から出航は可能との報告があり、荒れた場合は引き返すという条件付き出港を決めた。判断は甘かった」などと述べたとあります。

   テレビ朝日の玉川徹さんは「もうあらゆる意味でずさんです。社長は最後の最後までご家族の怒りと理不尽さを受け止める責任がある」と訴えたとあります。

   1年経った今でも、海上保安本部の捜査が続いています。ずさんな運航による悲劇が繰り返されぬよう、防止策も含めて検討してもらいたいと思います。

(コムギ)

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