「孫に1回会うと、色々なことに使われる」 北朝鮮行きを横田夫妻が否定

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   新潟県で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親である滋さん(75)と早紀江さん(72)が2008年7月2日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。米国がテロ支援国家指定の解除を表明したことについて、今後日本は経済援助という独自のカードを利用すべきと主張。開催を直前に控えたサミットについては、拉致問題の進展には役立たないとの見方を示した。

   テロ支援国家指定解除については、滋さんは

「テロ支援国家の指定が解除されたとしても、日本は経済支援を大きなカードとして持っている。北としては、拉致問題を解決しなければそういったこと(経済援助)は起こりえないと思っているので、そのカードを使って、日本政府独自の力で解決していただきたいと思っている」
「米国が決めたことなので、(指定解除を)『止めてほしい』とは言えない」

などと述べ、これまで米国が持っていた「指定解除」というカードを失った今、日本政府が独自に交渉を進めざるを得ないとの見方を示した。

外交ルートで圧力をかけ続けるべきだと主張

横田夫妻は改めて北朝鮮行きを否定した
横田夫妻は改めて北朝鮮行きを否定した

   さらに、記者からは、北朝鮮に出向いて調査する可能性についての質問が飛んだが、

「可能なら行ってみたいが、自由に探すということは事実上不可能」(滋さん)
「(孫であるキム・ヘギョンさんに)1回会うと、そのことをカードにして、色々なことに使われる。一瞬の喜びは我慢できる。(拉致被害者)全員(の問題)がきちっと、外交で解決できる大事なところに来ている」(早紀江さん)

と、従来通り外交ルートで圧力をかけ続けるべきだと主張した。

   また、開催を直前に控えたG8洞爺湖サミットについては、

「家族会や救う会では、具体的な行動をするということは聞いていない。北方領土問題も、会を円滑に進めるために話題にしないと聞いている。やはり、環境問題が中心になってしまうのではないかと思っています」(滋さん)

と述べ、サミットと拉致問題とは関係ないとの見方を示した。

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