長谷川洋三の産業ウオッチ
三井住友頭取の気遣い:西川氏の顧問就任「お疲れ様といいたい」

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「情勢が厳しくても仕事のやりようによって稼ぐ方法はある」

   三井住友フィナンシャルグル-プの奥正之会長(三井住友銀行頭取)は2009年11月13日、東京都内のホテルで開かれた真島元三井金属鉱業社長のお別れ会で企業経営の要諦についてこう強調した。三井住友フィナンシャルグループは同日発表した2009年9月中間決算で連結純利益が前年同期比48%増の1235億円となり、通期では2200億円の連結純利益となる見通し。メガバンクが最悪期を脱したことを裏づけた。国内外で不良債権は発生しているが、国債売買など市場運用が好調で、株式市場にも個人客が戻るなどの材料があり、収益力が回復の兆しを見せている。

   「しかし多少業績が持ち直しても金融情勢が厳しいことには変わりはない。米ゴールドマン・サックス首脳も株式や債券の好調で利益を出しているが、数字が少し良いとすぐ圧力がかかるとこぼしていた」と先行き楽観を戒める。日興コーディアル証券の子会社化など将来布石を打っている自信は微塵も出さなかったが、日本郵政公社社長の退任が決まった西川元社長の顧問就任が決まったことには安堵した様子。「お疲れ様といいたい」と先輩を気遣う余裕も見せていた。

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