ネット漫画「中国嫁日記」が書籍化 日中間の文化の違いが大人気

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   中国人女性との結婚生活を描いたウェブ漫画「中国嫁日記」がネット上で注目を集めている。日中間の文化の違いをユーモアたっぷりに書いた内容が受けているようで、連載開始から3か月にも関わらず、複数の出版社から書籍化の話を持ちかけられている。

   「中国嫁日記」は40代のゲームデザイナー・井上純弌さんが、中国東北部瀋陽出身の女性、月(ユエ)さん(26歳 仮名)との結婚生活を元に描いた4コマ漫画。2010年7月からブログ上でスタートした。

焼き魚に突然ドレッシング

ネットで話題の「中国嫁日記」
ネットで話題の「中国嫁日記」

   「ダーリンは外国人」(小栗左多里作)のように国際結婚をテーマにした漫画で、日中間の文化の違いを面白おかしく描いている。

   まず、月さんが日本に来たとき一番驚いたのが、トイレに紙があること。中国では、トイレットペーパーは通常自分で持ち歩くものなのだそうで、日本人がトイレで紙を盗んでいかないことに「すごい!」と感動。街頭でティッシュがタダで配られていることにも驚いたという。

   また、中国では魚は煮て食べるもので、焼き魚を食べる習慣がない。なので、結婚して初めて月さんが焼き魚を作った際、上手く焼けたはいいものの、突然ドレッシングをかけてしまった。井上さんにとって、焼き魚に醤油以外のものをかけるというのがかなり強烈だったらしく、「結婚して初めてのカルチャーショック」と書いている。

   月さんは、姉が日本人と結婚したのを機に来日。日本に来た当初は、言葉がわからないのに居酒屋でバイトしたこともあった。2人の出会いはお見合い。月さんは、井上さんのことを「井上」の中国語読みで「ジンサン」と読んでいる。日本のテレビ番組では、大相撲と「新婚さんいらっしゃい!」が好きなのだという。

   可愛らしい絵柄とほのぼのとした内容が受けたのか、ネットでは9月下旬から話題になり、まとめサイトが登場。ツイッターでは、「おもしろすぎる!嫁さんかわいい!」「こんな情勢だけど、カルチャーの違いが楽しい」といったコメントが寄せられた。

漫画のネタにしていることは妻に内緒

   現在、尖閣諸島を巡って日本と中国の関係が緊張しているが、井上さんも気を揉んでいるようで、こんな話をツイッターに投稿している。以前、月さんの姉から日本製の粉ミルクを中国に送って欲しいと頼まれた。子どもがとても虚弱で、月さんの姉は原因が中国の粉ミルクにあると推定。中国でも日本製粉ミルクを売っているが、中国の工場で作ったものに日本メーカーの名前を付けた偽物もあり、信用できないのだという。

   日本から送られた粉ミルクで、子どもは近所でも話題になるほど元気になった、という。井上さんは「日本を憎んでる人たちばかりなどでは絶対にないのは当然として、国交断絶とかされると凄く困る人たちが中国にいることを知って欲しいのです」と書いている。

   「中国嫁日記」のPV(ページビュー)は9月下旬になって、急激に伸びており10月4日には、ライブドアブログの「ルーキーランキング」で10位にランクインした。

   9月30日には、井上さんがツイッターに「書籍化の話が5社から来た」と投稿。その後、他の会社からも話を持ちかけられ、最終的に8社からオファーが来た。「皆様ありがとうございます。しかし、1社以外全部断るのが辛い」と感謝している。

   しかし、妻をネタに漫画を描いていることは本人には知らせていないという。10月2日の更新では、プライベートな内容を描いた漫画のため、書籍化に反対されたら「全てをやめる可能性がある」と書き込んでいた。

   J-CASTニュースが井上さんに取材したところ、現在8社のうち2社と書籍化の話を進めている。書籍化には、妻本人から承諾を得ないといけないと思っているが、まだ作業が始まっていないので「悠長に構えている次第です」。順調に進むと、発行は11年春~夏ぐらいになるという。

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