燃料費増で「塩」7月から値上げ 味噌・醤油への影響も必至

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   塩の値段が上がっている。日本海水やダイヤソルトなどの大手製塩メーカーは2011年7月から、味噌や醤油といった調味料や漬物などの食品加工業者向けの業務用を値上げする方針だ。

   原因は、リーマン・ショック以降から世界的な価格上昇が続く「石炭」にある。燃料となる石炭価格は塩の製造コストの約3割を占め、その高騰に耐えられなくなったようだ。

小名浜工場の被災も影響

燃料費アップで塩も値上げ(写真は、製塩最大手の「日本海水」のホームページ)
燃料費アップで塩も値上げ(写真は、製塩最大手の「日本海水」のホームページ)

   製塩最大手の日本海水は、7月から値上げに踏み切る。味噌や醤油、漬物などの業務用を値上げすることを決め、食品加工業者らと交渉に入っている。値上げ幅については「公表は控えさせてほしい」としている。

   ダイヤソルトも値上げを決めた。1キログラムあたり数円程度。両社とも、値上げは2008年以来になる。

   塩の調査・研究機関である塩事業センターによると、昔ながらの、天日と風による塩づくりは日本ではむずかしく、もっぱら「立釜」製法が用いられている。「ボイラーで釜を焚くのに石炭はどうしたって必要ですからね。石炭価格の高騰は、製塩メーカーには厳しいといえます」(塩事業センター)と話している。

   財務省によると、2010年度の塩の需要は3年ぶりに前年度を上回った。需要量は前年度比3%増の863万7000トン。このうち8割弱をソーダ工業用塩が占めるが、生活用や業務用はほぼすべてが国産塩でまかなわれている。

   そのほとんどを、日本海水やダイヤソルト、ナイカイ塩業、鳴門塩業の大手4社の6工場がつくっている。このうち5工場は西日本に集中。唯一、東日本にあるのが最大手の日本海水の小名浜工場(福島県)だ。

   小名浜工場は年間26万トンの製塩能力を持つ。国内供給数量(約120万トン)の2割以上を占めるが、東日本大震災で被災。原発事故もあって、いまだ稼働できないでいる。

   塩の値上がりの背景には、需要増が見込まれる中で小名浜工場の被災によって需給バランスが崩れていることもある。

輸入岩塩も値上がり傾向

   塩はふだんの料理にも必要な調味料だし、味噌や醤油、漬物をはじめ、食品加工には欠かせない。それが7月以降は、1トンあたり数千円~1万円程度値上がりすることになるのだから、食品加工業者への影響は小さくない。

   一方、海外からの輸入塩も、コスト高は避けられそうにない。石炭価格の上昇が船賃などの輸入コストを押し上げているからだ。海外からの輸入塩はソーダ工業用の利用に使われる場合が大半を占めるものの、業務用や生活用もゼロではない。

   メキシコからの輸入岩塩で製塩する、日本食塩製造は「今のところ値上げはない」というが、豪州からの輸入岩塩が値上がりしていることもあり、今後値上げがないとは言い切れない。

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