「電源が入らない」「すぐフリーズ」 発売早々「PS Vita」トラブル続き

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   発売間もない新型携帯ゲーム機「プレイステーション・ヴィータ(PS Vita)」に、購入者から不満の声が上がっている。「電源が入らない」「画面が固まって動かなくなる」といった問題が頻発しているためだ。

   スマートフォンのように3G回線に接続して遊べるなど、新たな機能を取り入れたが、基本的な動作トラブルに見舞われてしまった。

電源オンは「ボタンを5秒押す」

意外と簡単な方法でトラブルが解決できることも
意外と簡単な方法でトラブルが解決できることも

   「PS Vita」は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の後継機にあたる。発売日の2011年12月17日には、前夜から店舗前に並んで待つ「徹夜組」も現れ、注目を集めた。

   有機ELディスプレーを搭載し、映像は色鮮やかさが際立つ。無線LANに加えて携帯電話の3G回線接続も可能なため、場所を問わずインターネットに接続できる。例えばツイッターやスカイプといったアプリケーションを通じて一緒にオンラインゲームを楽しむ仲間を探しやすくなった。遊び方も、前面のディスプレーだけでなく背面のタッチパッドも使い、例えば敵のキャラクターを攻撃するために本体の前と後ろを指でなぞったり触ったりしながら自分の「武器」を操るなど、従来機とは違った楽しみ方ができる。

   新機能満載で期待も高い新型ゲーム機だが、発売後すぐにインターネットの掲示板やツイッター上には苦情があふれた。電源が入らないという最も基本的なトラブルをはじめ、使用中に画面が固まる「フリーズ」状態が多く報告されている。再起動しようにも電源が切れない症状もあったという。これらを読んで、「しばらく様子を見よう」と購入先延ばしを検討する意見も見られた。

   SCEは12月19日付で、「PS Vita」のウェブサイト上に「お知らせ」を掲載、問い合わせが多く寄せられている点を認めて謝罪したうえで、各種トラブルの解決方法を示したQ&A集と「エラー・故障診断」を公表した。

   例えば電源が入らない場合、「ボタンを5秒押していますか」という基本操作を再確認するよう呼び掛ける。電源が切れていないように見えるが画面が点灯しない際は「20秒以上ボタンを押していったん電源を切り、再度ボタンを5秒押して再起動させる」と説明。利用者側で復旧できるケースもあるようだ。だが、ネットでは「スマートフォンに慣れていないと、スイッチを入れるのに数秒間押し続ける必要があると知らないかもしれない」と指摘する人もいた。

フリーズの根本的解決方法「引き続き調査」

   操作中のフリーズ対策にも触れられている。ここでも「20秒押し」で電源をいったん切る方法を示しているが、不可能な場合は「数時間放置して画面が消えてからアフターサービスをお申し込みください」となっている。これには「強制終了とかない?」と、別の方法を望む声もネット上では聞かれる。

   実は電源のオン・オフの方法についてSCEでは、事前に「PS Vita」のウェブサイト上のマニュアルで公開していた。ゲーム機本体だけでなくパソコンから閲覧できるため、購入者としても確認の方法はあったことになる。それでも多くの人が不便に感じたのも確かで、SCE広報はJ-CASTニュースの取材に対して「情報の提供の仕方を改善していきたい」と話した。

   フリーズの根本的な解決法についてSCE広報は「引き続き調査し、新しい情報が出たら利用者に伝える」という。また、電源が切れない場合に「数時間放置」という対処法以外にはないのかという質問に対しては、「20秒電源ボタンを押し続けていただければほとんどの場合電源が切れる」と説明。トラブル発生を繰り返しわびつつ、サイト上に掲載した再起動の方法を試してほしいと強調した。

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