2024年 4月 19日 (金)

本日発売「タニタ弁当」 945円、少量で高いのに2時間で完売

   三越銀座店で2012年4月11日10時から、「丸の内タニタ食堂」の特製ランチボックスが販売開始された。

   地下2階デリカパークの売り場には話題のお弁当を購入しようと、開店直後から多くの人が列をなしていた。

素材の味を生かした超薄味弁当

左からふわふわつくね弁当、さわらの野菜あんかけ弁当
左からふわふわつくね弁当、さわらの野菜あんかけ弁当

   ランチボックスは4月11日から17日の期間限定で、日替わりメニュー(発売日は「ふわふわつくね弁当」)と「さわらの野菜あんかけ弁当」の2種類が販売されている。11時からはイートインメニューとして「ふわふわつくね定食」、「さわらの野菜あんかけ定食」が販売される。こちらは朝8時30分から地下1階化粧品口で配布される整理券を入手しなければ食べることができない。価格はお弁当、定食ともに945円だ。

   記者が10時5分ころに売り場に到着すると、すでに50人ほどの列ができており、およそ15分並んで2種類のお弁当を買うことができた。

   この日購入した「ふわふわつくね弁当」はふわふわつくね、れんこんのウスターソース煮、ごぼうとこんにゃくのいり煮、精白米で537キロカロリー、塩分2.4グラム。「さわらの野菜あんかけ弁当」はさわらの野菜あんかけ、酢入りきんぴら、こんにゃくの甘煮、精白米で464キロカロリー、塩分2.2グラムと、かなり体にやさしいメニューとなっている。

   ご飯とおかずは温めたいもの(ご飯や主菜)とそうでないもの(サラダや和え物)を分けられるよう、4つのトレイに少量ずつ入っている。つくねはハンバーグのような形だが豆腐のようにふわふわしていて、あまり肉という感じがしない。たれはごく薄味で、上に乗ったほうれん草で味付けしているように感じるほどだ。さわらはつくねに比べるとしっかりとした味だった。あんかけの野菜が数種類入っているので楽しんで味わえる。

   もっとも濃い味付けだと思ったのはれんこんのウスターソース煮だ。一緒に入ったコーンにかなりウスターソースの味が染みており、副菜ではあるがつくねよりこちらのほうがご飯に合いそうだ。

   そのほかごぼうとこんにゃくのいり煮は味付けよりもごぼうの風味が強く、酢入りきんぴらはうっすらと酢の風味が、こんにゃくの甘煮はうっすらと甘いが少しだけ入った輪切りの鷹の爪がかなり辛い。総じて「素材の味を生かしている」という印象だ。

   とにかくいずれのおかずも少量で、食べようと思えば一気に2、3個完食できるくらいだ。低カロリー、薄味ということもあり、健康的な感じはするが、すぐ空腹になってしまった。

チルド状態で保冷剤をつけて販売

   ツイッターでは「朝早く母が出掛けたと思ったら、タニタ食堂のランチ弁当買ってきてくれた ふわふわつくね弁当、いっただきま~す」「銀座三越、通り道なので寄ったら、私の後ろ、あと2人で(販売)終了」など、さっそくランチボックスを購入できた人がツイートしている。また、「¥945かぁ。。お高い」「カロリー低いけど、値段が高いわ」と、価格設定への苦言もみられる。

   タニタによると、12時の時点で午前販売分の計400食が完売し、15時からまた400食の販売を開始した。イートインは13時30分の時点で整理券を配布していたが、用意した6席は常に埋まっており、さらに5~6人が順番待ちをしている状態だった。整理券が11時には完売していた「丸の内タニタ食堂」オープン時ほどの熱狂ぶりはないが、根強い人気を維持しているようだ。

   価格設定については、「丸の内タニタ食堂」で提供している850円のメニューをそのままお弁当にしたというコンセプトなので、850円プラス包装などにコストがかかるため945円になっているとのことだ。一部では「お弁当は冷凍された状態で販売する」と報じられていたが、調理したものを店頭までチルド(低温冷蔵)で運び、保冷剤を付けて販売しているという。

   なお、ランチボックスはこの1週間の販売結果を踏まえ、生産体制が整い次第三越銀座店と丸の内タニタ食堂で本格販売を開始する予定だ。

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