2024年 4月 20日 (土)

バス事故運転手「日本語に支障」 それでもなぜ大型免許取れたのか

休みの日にほかの仕事していた?

   河野化山容疑者は、かなり疲れていて居眠りしていたと供述しているといい、過酷な勤務実態があったのではないかとも報じられている。

   勤め先バス会社の陸援隊の社長は、河野容疑者は、事故2日前から乗務しており、それまでに3日間の休みを取っていたと話していた。これについて、2012年5月2日放送のテレ朝系「モーニングバード!」では、その3日間に河野容疑者はほかの仕事をしていた疑いもあると指摘した。近所の人が、バス運転手をしているのを知らず、内装業をしていると思っていたと話したからだ。河野容疑者の家族は、「1か月前に家を出て戻っていない」とも明かしたという。もし働き詰めだったとしたら、その背景には、競争激化で運転手の待遇が悪くなっていることが考えられるとしている。

   報道によると、河野容疑者の自宅では、併設の中華料理店を妻が切り盛りしていた。近所の人は、J-CASTニュースの取材に対し、「(河野容疑者が)店の内装を手がけたと聞いています」と話した。ただ、2年半前に引っ越したといい、事故前まで内装業などをしていたのかどうかは分からなかった。

   千葉県内にある陸援隊に勤務状況などを聞こうと取材したが、何度電話をかけてもだれも出なかった。バスツアーを手がけたハーヴェストホールディングス(大阪府)では、「バスの運行については、私どもでは全然分かりません。報道が本当なら、許せない気持ちです」と憤りを表した。

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