「『愛国』の名の下の罵詈雑言」がはびこる背景 毎日新聞特集記事は正しいのか

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   毎日新聞の特集記事が、ネット上などで愛国の名を借りた罵詈雑言がはびこっていると批判したところ、反発の声が相次いでいる。

「こいつは本当に売国奴だな」「一生帰ってくるなよ豚 中国で殺されろ」…

   記事には、パソコンやスマホの画面を撮った写真が載っている。画面に出ている掲示板は、どうやら「2ちゃんねる」らしい。

毎日「短慮の先には敗北しかない」

   毎日新聞の2012年10月11日付夕刊の特集ワイドでは、記者の署名入りで、ねらーなどの書き込みや週刊誌記事の「物騒な、時代がかった言葉」をトピックに取り上げた。

   まず野中広務元自民党幹事長(86)が中国国営中央テレビのインタビューで、「不幸な事件」に謝罪したところ、動画のコメント欄に差別語や「犬」「売国奴」といった書き込みが相次いだことを紹介した。これに対し、記事では、事件が何を指すのかはっきりしないのに非難が集まったと、批判的に触れた。

   また、民主党の藤井裕久元財務相(80)のテレビ発言が週刊誌から「親中派の熱烈応援」と批判され、自民党の高村正彦元外相(70)が訪中しただけでネット上で「売国三昧」などと罵られたことも、同様に批判的に取り上げている。

   記事では、民意は政府より外交に強硬な傾向があるとする與那覇潤愛知県立大准教授のコメントを紹介し、外交は駆け引きや妥協の産物で勝ちはないと断じた。

   「『愛国』の名の下の罵詈雑言」がはびこる背景としては、戦争を知る世代の減少や長引く経済の停滞があるとした。その結果、反日デモでの焼き討ちに被害者感情を持つようになり、強硬論が台頭するようになったという。つまり、これまでのような「心の余裕」がなくなったというのだ。

   また、映画監督やノンフィクション作家の発言を取り上げ、平和を願うごく平凡な意見を言うこともはばかれるような嫌な空気があるとした。そして、かつて日本にもこんな時代があったとして、「短慮の先には敗北しかない」と結んでいる。

「コメントは控えさせていただきます」

   毎日の特集記事に対しては、ツイッターでは、共感の声も上がっている。

「これはオレも思うわ。他国を蔑むことでしか確認できない愛国って何って感じ」「同感。こういう物言いの風潮はおかしいし危険だと思う」…

   とはいえ、記事写真に使われた2ちゃんでは、スレッドが次々に立ち、毎日への「罵詈雑言」を含めて、ほとんどが強い反発の声に埋め尽くされている。

   まとめると、マスコミも自分たちと違う考えを認めようとしないではないか、ネットの罵詈雑言を気にするようになって心に余裕がなくなったのは自分たちではないか、ネットユーザーはおかしいことをおかしいと言っているだけだ、といった意見が主なものだ。

   これに対し、毎日記事でコメントした與那覇潤准教授は、ツイッターで「早速記事の正しさを自己証明してくださる方々が出てきた」とつぶやいた。ねらーらの「罵詈雑言」に、「喜ぶべきか、哀しむべきか…」と漏らしている。

   毎日新聞側は、どう考えるのか。社長室広報担当に取材すると、次のような回答だけだった。

「ご意見・ご感想は毎日jp上だけでなく、夕刊紙面上でも求めており、貴重なご意見・ご感想がいつもと同じように寄せられています。ただし具体的な内容についてのコメントは控えさせていただきます」
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