銀行の預貸率、過去最低水準 金融緩和、融資に波及せず

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   日本銀行の「異次元の金融緩和」の効果が銀行融資に波及していない。日銀によると、国内銀行の預金に対する貸出金の比率(預貸率)は2013年6月に70.4%と四半期ベースで過去最低を更新した。中小企業の取引先が中心の信用金庫は初めて50%を割った。

   企業の設備投資は回復の兆しがあるが、貸し出しの伸びを預金の伸びが上回る状況が続いている。また、大企業は手元資金が豊富で貸し出しが伸びにくい。

   一方、全国銀行協会が8月7日に発表した全国銀行の7月の預金貸出金速報によると、7月末時点の全国銀行(信用金庫・信用組合を除く)の預金残高は前年同月比3.9%増の22兆8800億円。貸出金残高は同3.3%増の13兆7087億円。預貸率は59.9%と、60%を割り込んだ。

   銀行が日銀に国債を売却して得た資金の多くを日銀の当座預金に置いており、「緩和マネー」が民間企業に流れていないことを示している。

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