2024年 4月 26日 (金)

「人倫も良心も知らず、事大と売国の化身」 北朝鮮がセウォル号事故で朴槿恵氏こき下ろす

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4月末には朴大統領を「醜悪な米国の慰安婦、汚らわしい民族反逆売春婦」と罵倒

   実は北朝鮮は、オバマ大統領訪韓については以前から批判を繰り返している。その中には、かなり激しい表現が含まれているものもある。例えば4月27日付の祖国平和統一委員会の談話では、

「少しでも人倫道徳があるなら、オバマの南朝鮮訪問は延期されたり、保留されたりすべきであった」

と主張。にもかかわらずオバマ大統領の訪韓が実施されたことから、朴大統領のことを、

「妓生(キーセン、芸者)の旦那に身を任せて他人を謀略にかけて害するずる賢い売春婦」
「極悪な事大売国奴、醜悪な米国の慰安婦、汚らわしい民族反逆売春婦」
「朴槿恵の汚らわしい体に流れる血は、事大・売国、同族対決の黒い血だけ」

などと人格攻撃ともとれる表現で罵倒している。さらに、父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領と同様に暗殺される可能性すら示唆している。

「朴槿恵の振る舞いが『勝共統一』と『滅共統一』を叫んで上司と民心の両弾丸に撃たれて悲惨な非運の死を遂げた朴正煕(編注:朴正煕元大統領は米国の要請に応じて韓国軍を南ベトナムに派兵し、その後暗殺された)と同じであり、今後、その運命もほかにはならないということは言うまでもない」

   この談話をめぐっては、4月28日には韓国統一部が「常識以下の言動をやめるべき」と非難したほどだ。だが、この談話ですらセウォル号沈没事故の原因には踏み込んでいなかった。

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