「美味しんぼ」編集部、准教授の「発言載せないで」拒否報道で見解

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   週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の漫画「美味しんぼ」に登場する荒木田岳・福島大准教授が「除染しても福島は住めない」などとする自身の発言を作中で使わないよう求めたが、編集部がそれに応じずに発行したと2014年5月21日付の朝日新聞が報じた。

   荒木田氏は5月12日発売号の「美味しんぼ」に実名で登場し、「福島はもう住めない、安全には暮らせない」「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」などと話す様子が描かれていた。この描写については福島県などが抗議していた。

   朝日新聞の記事では、荒木田氏の関係者の話として、荒木田氏が、福島全体が住めないと読者に受け取られるおそれから、「自分もここで暮らしており、使わないでほしい」と編集部側に要望していたと伝えた。これに対し、編集部は「作品は作者のもので登場人物のものではない」と説明、荒木田氏も「作品の中身の是非まで言う立場にないい」と最終的に伝えたという。

   この報道について問い合わせたところ、スピリッツ編集部は次のようにコメントした。

「原作をご覧いただいた時点で、荒木田先生が表現方法に懸念を示されたことは事実ですが、編集部の責任において掲載することについてはご了承いただきました。朝日新聞の記事にあるような、発言を使わないでほしいという先生からのご要望を編集部が拒否したという事実はございません。しかしながら、作品掲載の結果として先生にご迷惑をおかけしたことにつきましては誠に遺憾に存じております」
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