2024年 4月 25日 (木)

嵐ファン、元NHKキャスターの発言にプンプン 選挙特番のアイドル出演、何がいけないの?

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   元NHKスポーツキャスターの東海由紀子さん(46)が嵐ファンから猛抗議をくらっている。

   東海さんはテレビ各局が衆院選特番を組んだ2014年12月14日夜、特番にアイドルなどが出演していることをツイッターで批判。嵐の櫻井翔さん(32)が出た番組についてもネガティブな見方を示していたことから、怒りを買ってしまったようだ。

「職業差別する方がおかしい」「出ているから興味持った」

選挙特番に「物申す」東海さん(画像は東海さんのツイート)
選挙特番に「物申す」東海さん(画像は東海さんのツイート)

   投開票日前から選挙関連のツイートをたびたび投稿していた東海さんは、14日夜になると選挙特番批判を始めた。

   21時ごろ「日テレの選挙特番は『小泉進次郎×櫻井翔"若い世代"への期待は』だって。こういう『おっさんが考える若者に受ける企画』は若者にもおばちゃんにも面白くない」と辛口評を下した。続けて「フジテレビの衆院川柳って何?」「民放の選挙特番はダメだ」と投稿。また、内容だけでなく出演者陣にも不満があるようで「選挙特番にお笑い芸人とかワイドショーの司会とかアイドルとか、ほんとおかしいですからね」とも意見した。

   選挙特番に不適切だとする出演者が具体的に誰を指しているのかは分からないが、たとえば日本テレビのメーン特番には「嵐」の櫻井さんや女優の桐谷美玲さん、同局「news every.」キャスターでアイドルグループ「NEWS」メンバーの小山慶一郎さん(30)らが出演していた。TBSテレビの特番には「ひるおび!」司会者の恵俊彰さん(49)がゲスト出演。フジテレビでは「Mr.サンデー」でおなじみ宮根誠司さん(51)が安藤優子アナとともにMCを担当していた。

   選挙番組慣れしたアナウンサーや解説委員、経験豊富な政治記者で構成されるNHKの特番とは毛色が異なるのは確かだ。とはいえ、普段から親しんでいる司会者やアイドルが出ているために選挙番組を見たという人も多くいただろう。事実、ジャーナリストの池上彰さん(62)がメーンキャスターを務め、ゲスト芸能人らがスタジオを盛り上げたテレビ東京の「池上彰の総選挙ライブ」は視聴率11.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)。テレビ朝日「選挙ステーション2014」ともに民放トップを記録した。

   そうした理由から、ツイッターでは民放支持者からの反対意見が少なくない。とりわけ大反論を展開しているのが嵐のファンたちだ。アイドルの出演に対する意見に加え、櫻井さんの日テレ特番企画を名指しでダメ出ししていたことが直接の批判とも受け取られたようだ。

「職業差別するあなたの方がおかしいと思います」
「櫻井さんの努力を何も知らないんですね」
「少なくとも私はアイドルが出てるから選挙特番に興味持ちましたけどね」
「アイドルもお笑い芸人も、テレビを構成している人たちも、NHKの人も、見ている私たちも、同じ一有権者ですから一緒に考えればいいんじゃないですか?」

フィフィ「私のあの一件で学んでくれてたなら、、」

   東海さんのツイートには、タレントのフィフィさん(38)も反応していた。フィフィさんといえば今年8月、「ニュースゼロでアイドルの方が『イスラム国=isis』の成り立ちについての解説していたが、その内容がデタラメだったのよ...」「なんか薄っぺらなんだよな」などと櫻井さんの解説に物申したばかり。その結果、嵐ファンからの反発を招いて騒動となり、これがきっかけでツイッターをしばらく休止することとなった。

   東海さんのツイートをみて自身の苦い経験が蘇ったのだろう。フィフィさんは14日、「日テレの選挙特番は~」というツイートをリツイートした上で「そ、そこは指摘しない方が、触らぬ神に祟りなしと...私のあの一件で学んでくれてたなら、、」とつぶやいたが、時すでに遅し。東海さんのツイッターには2日経った16日現在も嵐ファンを中心に反論コメントが寄せられ続けている。

   もっとも、東海さんが「炎上」したケースは今回が初めてではない。2011年の大晦日には、NHK紅白歌合戦に出演した福島県出身メンバーによるバンド「猪苗代湖ズ」について「猪苗代湖ズって何なの?震災口実にしたオヤジバンドの域を出ていない」「一人一人は一流かもしれませんが、やたらうるさくて音楽性感じませんでした」などとコメントしてファンの反発を買った。

   今年7月には、「経験上、アニメアイコンで変ちくりんなハンドルネームの人でまともな意見見たことないわ」などと挑発的なことをつぶやき、アニメキャラクターのアイコンを使用している人たちから反発を受けていた。

   東海さんはNHKキャスターを務めた後、松下政経塾や外資系企業勤務などを経て、2010年の参議院議員選挙に自民党から出馬。落選した。ツイッターのプロフィールによると、現在は「外資系企業勤務/昭和女子大学客員教授」となっている。

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