2024年 4月 25日 (木)

「自撮り」ブームに乗りたいデジタルカメラ 上手に撮れる機能充実、「もう1台」を狙う

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   「自撮り」用のデジタルコンパクトカメラの売り上げが好調なようだ。

   最新機種も多く登場しているようで、液晶画面が撮影者のほうを向いて撮りやすく、画質がスマートフォンよりもいいのが特徴。デジタルカメラ市場は年々縮小しているが、果たして「自撮り」用が復活の起爆剤になるのだろうか――。

デジカメ市場、ピークの3割程度にとどまる

デジタルカメラ、「自撮り」用で巻き返しなるか? (画像は、リコーイメージング「THETA」のホームページ)
デジタルカメラ、「自撮り」用で巻き返しなるか? (画像は、リコーイメージング「THETA」のホームページ)
「めちゃ格好いいなぁ」
「セクシーな美尻ですね! 素晴らしい!」

   こんな声が寄せられているのは、女優の藤原紀香(43)さんのオフィシャルブログ。「尻尾ははえてないよ^_^」のタイトルで、セクシーなお尻の「自撮り」写真を公開。藤原さんは「selfカメラ棒を使って、撮ってみた」とコメント。後ろを振り返るようにして自撮りしたようで、見事なヒップラインを披露している。

   いま、女性を中心に「自撮り」がブームだ。野村総合研究所の「ITナビゲーター 2015年版」によると、「自撮り」(Selfie)は2013年からブームで、英オックスフォード辞典のその年の「今年の言葉」に選ばれるほどの盛り上がりをみせたとしている。

   2015年1月19日放送のワールド・ビジネス・サテライト(テレビ東京)では、中国・北京での自撮りブームを特集。韓国やインドなどでも流行っていて、最近では東京都内の観光スポットなどで、若い女性や外国人観光客が「自撮り」するシーンをよく見かけるようにもなった。

   「自撮り」が流行する背景には、スマートフォンのカメラ機能の進化がある。画質や手ぶれ補正などができるようになり、また撮影後すぐに交流サイト(SNS)に投稿できる。写真をより多くの人と共有して楽しむというスタイルが浸透したことでもある。

   「自撮り棒」と呼ばれる、自撮り用のアクセサリーが飛ぶように売れていて、最近はセルフタイマーを用いることを前提としたタイプと、グリップ内臓または本体とは別にあるリモコンで撮影するタイプが登場するなど、「自撮り棒」も進化している。

   そんなスマートフォンの普及と自撮りの流行で、デジタルカメラ市場は誰でも簡単に撮れる、低価格のコンパクトタイプを中心に、規模が縮小している。

   カメラ映像機器工業会によると、2014年1~11月のデジタルカメラの総出荷台数は4018万台で、前年同期と比べて31.8%も減少。1億台超だったピークの2008年の3割程度にとどまっている。

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