2024年 4月 25日 (木)

折りたたみ自転車のフレーム折れ「大けが」 訴訟提起で以前の「内部告発」書き込みが再びクローズアップ

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   折りたたみ式マウンテンバイクのフレームが突然折れて重傷を負った男性がメーカーに賠償を求める訴えを起こしていると、毎日新聞が2015年3月1日配信記事で報じた。

   男性が使用していたのは、東大阪市のメーカー「ビーズ」が製造・販売している「ドッペルギャンガー」ブランドのもので、リーズナブルな価格や軽量性、デザイン性などから人気を集めている。このブランド名を聞き、インターネット上では1年前に投稿されたある書き込みが掘り返され、ちょっとした騒ぎになった。

メーカーは当時から「悪意ある第三者による誹謗中傷」と否定

フレームが突然折れて重傷に(画像はイメージ)
フレームが突然折れて重傷に(画像はイメージ)

   毎日新聞の報道によると、事故が起きたのは13年6月。大阪府堺市の男性(27)が中国で製造された同ブランドの自転車に乗っていたところ、前輪と後輪をつなぐフレーム部分(トップチューブ)が突然折れて転倒した。顔面を地面に強く打ち、歯8本が折れたり欠けたりしたという。男性はメーカーに約1100万円の賠償を求める訴えを大阪地裁に起こし、現在係争中とのことだ。ビーズは製品に問題があったことを認める一方、賠償額を争う姿勢を示しているそうだ。

   報道後、インターネット上はにわかにざわついた。約1年前、ビーズの社員を名乗る人物が2ちゃんねる上で「内部告発」した事故内容と似通っていたためだ。

   同社社員を名乗る人物は14年2月、

「うちの会社で出してる折り畳み自転車の折り畳む部分が走行中折れてスピード出てたらしく路肩で転倒&大破し、そのまま車にぶつかり救急搬送」「被害者は結婚式3ヶ月前の新郎で顔面ぐっちゃで整形手術が必要で歯は殆ど折れてたらしい」「結局、相手とどういう話し合いがあったかは上司以上の人間しか知らないんだけど無かったことにした」

などと真偽不明の情報を書き込み、ビーズ製品の品質に問題があることを指摘した。

   書き込みから3日後、ビーズは公式サイト上で反論。書き込みは社員および元社員によるものではなく「悪意ある第三者による誹謗中傷」と説明した。さらに約1週間後には「複数の情況証拠が揃ったことから被疑者の特定に至った」「刑事・民事の断固たる責任追及の準備を進めている」などと追加情報を公表し、改めて全否定していた。

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