安倍首相、ポツダム宣言「つまびらかに読んでない」

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   安倍晋三首相は2015年5月20日の党首討論で、共産党の志位和夫委員長から第二次世界大戦の終結につながったポツダム宣言の中身に関する見解を問われ、「つまびらかに読んでいない」と答弁した。

   志位氏から「過去の日本の戦争は間違った戦争との認識はあるのか」と問われると、首相は「不戦の誓いを心に刻み戦後70年間、平和国家としての歩みを進めてきた。その思いに変わりはない」「村山談話、小泉談話など節目節目に出されている政府の談話を全体として受け継いでいくと再三申し上げてきた」と述べた。

   この答弁に志位氏は「過去の戦争が、間違った戦争か正しい戦争か、その善悪を聞いた」と反論。1945年に日本政府が受諾したポツダム宣言を引用して「日本の戦争は間違った戦争だという認識を明確に示した」と指摘し、「ポツダム宣言のこの認識を認めないのか」と迫った。

   首相は「連合国側の理解をご紹介いただいたが、私はその部分をまだつまびらかに読んでいない。承知していないので、今ここでただちにそれに対して論評することは差し控えたい。いずれにせよ、痛切な反省によって今日の歩みがある。我々はこのことを忘れてはならない」と述べ、直接の評価を避けた。

   この答弁を志位氏は「(間違った戦争と)認めると言わない。非常に重大な発言だ」と問題視し、

「集団的自衛権の行使とは、日本への武力行使がなくても米国が乗り出せば自衛隊を参戦させるというものだ。日本が過去にやった自らの戦争の善悪の判断もできない総理に、米国の戦争の善悪の判断ができるわけがない」

などと強く批判した。

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