「元少年A」手記出版を「擁護」する人たち 長谷川豊、武田鉄矢らが語る意義とは

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   神戸連続児童殺傷事件を起こした「元少年A」の手記「絶歌」が出版された是非をめぐって、いまだ波紋が収まらない。

   出版社に抗議し、回収を求めている被害者遺族をはじめ、テレビのコメンテーターなど多くの人が出版したことを非難している。しかし、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さんをはじめ、一部からは手記が世に出されたことの意義を訴える声が上がっている。

  • 「絶歌」出版の意義とは・・・
    「絶歌」出版の意義とは・・・

武田鉄矢「少年が犯す犯罪をひもとく上では貴重な例になると思う」

   「私は、この本は世に出して良かったと思える内容になっている、と感じた」。長谷川さんは、自身のブログ(2015年6月14日)にこう書いた。批判を覚悟した上で出版した元少年Aと太田出版に対して「私は理解をしたい」という。

   手記が出版された意義について、元少年Aが当時の体験や心情をしっかり思い出せているとし、

「犯した過ちから背を向け逃げているわけではなく、ちゃんと向かい合っている、と私は判断した。そうなると、彼の『体験』は極めて特異なものであり、そこから紡ぎだされる心情や考え方は『貴重なサンプル』ともいうことは出来る」

と語った。

   ただ、元少年Aと太田出版が遺族へ事前連絡をしていなかったことについては「せめて被害者家族である両ご家族に仁義を通すべきだったとは私でも思う」という。「しかし、それらを考慮しても、この本には読む価値はあると私は思いたい」として、遺族には「どうかいつの日かで構わないので、お読みいただきたいと思う」と書いた。

   長谷川氏と同様に、出版する意義を主張したのは俳優の武田鉄矢さんだ。6月14日、出演した「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、スタジオが出版反対一色に染まる中、

「酒鬼薔薇(聖斗、元少年Aが犯行時に名乗った)が30代になった今、何を考えているのか。少年が犯す犯罪をひもとく上では貴重な例になると思う」

と語った。共演者からは反発を受けたが、慎重に言葉を選びながら、

「出版する必要はないかもしれない・・・。しかし社会的な価値はあると思う」

と強調した。

加害者側の心理を理解する上で意義がある

   2人に共通するのは、少年犯罪を起こした加害者側の心理を理解する上で意義がある、という主張だ。

   同様の指摘は元オウム真理教幹部で、現在は「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏も行っている。6月16日、自身のブログで

「自分も、過去の反省と共に、こうした精神病理的な犯罪の心理・原因の研究はしたいので、読みたくない本ではない。とはいえ、実際に読むとしたら、たぶん借りて読むだろうが」

とつづった。上祐氏は自身の著書「オウム事件17年目の告白」で印税全額を被害者への賠償にあてたという。その上で出版社の収益や著者の印税の相当部分を被害者賠償にあてる仕組み作りの必要性を訴えている。

   なお、テレビのワイドショーコメンテーターは出版に否定的な意見がほとんだ。たとえばタレントの坂上忍さんは遺族に事前連絡をしなかったことについて「なぜ了解を得ずに初版で10万部も刷るんだろう。さっぱり分からない」、キャスターの小倉智昭氏は「自分の責任で本を書くのであれば、実名で書けばいいじゃないですか」と発言している。

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