デビッド・ボウイ「喫茶店でJKの宿題手伝っていた」 訃報で次々に再発掘される来日時の「逸話」と「伝説」

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   英ロック歌手、デビッド・ボウイさんの突然の訃報は世界中の音楽ファンに深い悲しみをもたらした。ポール・マッカートニーさん、ミック・ジャガーさんら大物アーティストもコメントを発表し、ニューヨークの自宅前では大勢のファンが花をたむけ、死を悼んでいる。

   日本も例外ではなく、多くのファンが追悼の意を表している。それと同時に、ネット上では来日時のプライベートな「逸話」や「伝説」が次々と発掘され、今一度注目を集めている。

  • 1970年代のデヴィッド・ボウイさん(写真:Newscom/アフロ)
    1970年代のデヴィッド・ボウイさん(写真:Newscom/アフロ)

京都で多数の目撃情報、「別宅ある」と噂も

   その1つに、京都の女子高生と交流した話がある。

   ボウイさんは、プライベートで訪れた京都の喫茶店が気に入り、毎日のように店へ顔を出すようになった。時には4時間もねばり、また別の時には、彼がスターであることを全く知らない女子高生に英語の宿題を教えてあげたこともあった...というもの。

   2ちゃんねる等では長らくおなじみのエピソードとされているが、もともとはファンサイトを運営する人物が「行きつけの喫茶店」を発見し、マスターに話を聞いて紹介したものだったようだ。注文はいつもコーヒーにアイスクリーム、サンドイッチとのこと。同サイトには、80年にマスターが店内で撮影したという本人写真も掲載されている。

   ボウイさんの京都好きは有名で、目撃情報がたびたび上がることから、ファンの間では「別宅がある」とのウワサが広がるほどだった。80年に出演した「宝酒造」のテレビCMでは、本人の希望により京都で撮影を行ったという。

   浅草の警官の話も有名な伝説のひとつ。2004年の来日時、ボウイさんは一人で地下鉄に乗って浅草へ行ったという。そこで蕎麦屋を探したが見つからず、交番で尋ねてみると警官が手を引いて案内してくれて、いたく感激したというのだ。

「店にある自身の海賊版CDをすべて持って帰った」

   これは来日会見時に自ら明かしたエピソードが元になっているとみられる。ソニーミュージックの特設ページには、会見の要約が記録されており、蕎麦屋のくだりは次のように書かれている。

「日本人はみんなとても親切で、道をたずねた時に英語で説明できない人は手を引っ張って、そこまで連れていってくれたりする。蕎麦屋やうどんやに行きたいと思って道をたずねると、そこまで連れていってくれたことがあるんだ。こんな経験ができるのは日本だけだね、ホントに素晴らしい国だよ」

ボウイさんを蕎麦屋に連れて行ったのが浅草の警官かどうかは分からないものの、丁寧な道案内に感激したことは間違いなさそうだ。

   他にもネット上では、死去を機に「飲み屋で会った京大生相手にアメリカからのオファーに悩んでいることを告白した」「東京のさびれた居酒屋で見かけた」「海賊版ショップで自身の海賊版CDをすべて持って帰った」といったさまざまなエピソードが新たに投稿されている。

   1973年の初来日公演では、全ての衣装デザインを山本寛斎氏に依頼したボウイさん。故・大島渚監督の映画「戦場のメリークリスマス」(83年公開)への出演、写真家・鋤田正義氏との約40年にわたる親交など、日本人クリエイターたちとの仕事も目立った。

   がんを患っていたボウイさんは1年半におよぶがんとの闘病の末、2016年1月10日(現地時間)に息をひきとった。69歳の誕生日を迎えた8日にニューアルバム「★(ブラックスター)」をリリースしたばかりだった。

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