ボーカロイドの歌声、セカオワ「本人の声」認定?で消される 制作者「最大級の賛辞です」に驚嘆の声

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   ロックバンド「SEKAI NO OWARI」の楽曲をボーカロイドに歌わせ、ユーチューブに投稿したところ、レコード会社からボーカルFukaseさん本人と認定された――。投稿者がこんな推測をツイッターで行って、ネット上で反響を呼んでいる。

   「すごい!似てる!」「本人じゃねえか」。歌声合成ソフト「ボーカロイド」を使うのが趣味というタカオカミズキさんが2016年1月29日、ニコニコ動画に同じものを投稿すると、こんな声が相次いだ。

  • Fukaseさんと間違われ、音声を消された?
    Fukaseさんと間違われ、音声を消された?

本人の声と認定され、著作権侵害で音声を消された?

   タカオカさんが今回使ったのは、ヤマハがFukaseさんの声を元に開発し、前日に発売した「VOCALOID4 Library Fukase」だ。動画の説明によると、ソフトの解説を元に「SEKAI NO OWARI」の人気曲「スターライトパレード」を本人っぽく歌ってくれるように調音した。

   ところが、2月17日にタカオカさんがつぶやいたツイートによると、この動画をユーチューブに投稿したところ、著作権者側のレコード会社「トイズファクトリー」からの申し立てを受けて、音声が「ミュート状態」にされてしまった。そのことが分かる画像もアップしており、著作権で保護された音声トラックを使用していたことが理由になっていた。

   これに対し、タカオカさんは、Fukaseさんの歌声を使ったわけではないのに、著作権侵害には当たらないと異議申し立てを行った。この申し立ては承認されなかったが、3月1日夜になって撤回され、動画は閲覧可能になった。なお、ニコ動の動画は、この日まで音声は消されておらず、そのまま残っている。

   タカオカさんは、「ボカロだっつってんのに公式が信じてくれない」とツイートしながらも、うれしさを隠しきれなかった。それはレコード会社がFukaseさん本人の声と判断して音声を消す措置を取ったのではないかということで、「このたび所属レーベル様より『まんま本人じゃねーかwww』というガチ認定を頂きました」と書き込んだ。

ボーカロイドを使ったCDも「本人そっくり」

   タカオカさんは、「審査の精度は別として『公式に誤認された』という事実は謳い文句として最高ですね」「最大級の賛辞です」「頑張った甲斐がありました!」ともつぶやいていた。

   ネット上でも、「そっくりすぎる・・・すげぇ」「ボカロもついにここまで来たのか・・・」「おめでとうございます!なのか、ご愁傷さまです...なのか...」と驚きの声が上がっている。

   ユーチューブを運営するグーグルによると、投稿動画について著作権者がグーグルに預けた楽曲とマッチする部分があれば、著作権者側に自動的に通知される「コンテンツID」というシステムがある。著作権者側は、この通知を元に、宣伝などのために動画を残しておくか、あるいはブロックするかを判断するそうだ。

   動画サイトでは、既成の楽曲であっても、歌ったり楽器を演奏したりすることは著作権に違反しないことになっている。ヤマハの広報部では、ボーカロイドの歌声もピアノやギターなどの演奏音と同じと考えていると取材に説明した。

   著作権については、レコード会社側が最終的に判断するが、今回は、ボーカロイドの歌声がFukaseさん本人と誤認されてブロックされた可能性はあるようだ。

   ちなみに、Fukaseさんのボーカロイドを使ったCDも発売されることになっており、その公式サイト上で公開された動画についても、Fukaseさんの声そっくりだとの声が上がっていた。

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