31年前の「松橋事件」、殺人罪で服役終えた男性の再審開始決定 熊本地裁

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   熊本県松橋(まつばせ)町(現・宇城市)で1985年、当時59歳の男性が刺殺された「松橋事件」で、熊本地裁(溝国禎久裁判長)は2016年6月30日、殺人などの罪で懲役13年の刑が確定し、服役を終えた宮田浩喜さん(83)の再審請求を認める決定をした。

   宮田さんは逮捕前の取り調べの段階で犯行を自白したが、公判中に否認に転じた。それ以降は一貫して無罪を訴えていたが、熊本地裁は1986年に求刑通り懲役13年を言い渡し、90年に最高裁で判決が確定していた。

   弁護側は自白が客観的事実と矛盾すると主張し、2012年3月に再審請求を申し立てた。再審請求審で弁護団は、凶器だとされる小刀の形状と被害者の跡が一致しないことを示す鑑定書など約120件の「新証拠」を提出。こうした証拠が、再審決定の判断に影響した模様だ。

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