2024年 3月 29日 (金)

ノルディックウォーキング(ポールウォーキング) 「ウォーキング以上、ランニング未満」の運動効果

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   ノルディックウォーキング(ポールウォーキング)は両手にスキーのストックのようなポール(杖)を持って歩く運動である。もともとは、北欧のスキー選手が夏場の強化トレーニングとしてストックを突きながら山野を歩き回ったのが始まりだ。発祥地のフィンランドでは成人人口の20%以上が愛好者で、スーツ姿でポールを突きながら出勤する人が珍しくない。

   普通のウォーキングより多くの利点をもつことがわかり、日本でもブームになっている。さすがに街中ではまだ見かけないが、散歩ルートや公園では多く見かけるようになった。

  • 仲間と一緒に歩くと楽しい。積極的にイベントに参加しよう(全日本ノルディック・ウォーク連盟提供)
    仲間と一緒に歩くと楽しい。積極的にイベントに参加しよう(全日本ノルディック・ウォーク連盟提供)
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体力自慢の人から足腰が弱い高齢者まで万人向けエクササイズ

   歩きながらポールを突いて後ろに押し込む動作を繰り返すので、腕や胸、背中、肩の筋肉を動かす全身運動になるのが最大のメリットだ。ただ歩くより約20%カロリー消費量が増える。腕を大きく振るので肩こりの解消にもなる。また、ポールの補助を得て歩くのでバランスを保つことができ、転倒予防にもなる。関節痛や足腰が弱っている人にも出来るエクササイズとして、高齢者施設やリハビリ現場でも広がっている。つまり、「ウォーキング以上、ランニング未満」の効果を期待する人から、寝たきりの一歩手前の人まで、体力や体調に応じて歩き方を変えれば、誰でも楽しめる運動なのだ。

   まず、ポール選びが大事。長さは「身長×0.7」程度。握りにストラップがあり、手首に巻くと握った手を離してもポールが手から離れない。歩き方の基本はこうだ。ポールを後ろに押し出しながら、「1・2・3・4、1・2・3・4」のリズムで大股で進む。ポイントは背筋を真っ直ぐにし、肩甲骨をよく動かすこと。腕はしっかり後ろに伸びきるよう大きく振る。お腹を引き締め、お尻を突き出さない。「お尻にシッポが付いていて、負け犬がシッポを股間に巻き込むイメージでやると、下腹部が締まる」と指導するインストラクターもいる。

   手はポールを握りっぱなしにしない。上半身の動きが固まってしまうからだ。後ろに突き出す時は握るが、前に引き戻す時は自然に開く。「グー・パー、グー・パー」の要領で、開いたり握ったりをリズムよく繰り返す。すると腕とポールの動きがやわらかくなり、姿勢がキレイになり、自然に歩幅も大きくなる。

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