会社にかかってきた電話にきちんとした応対できることは、ビジネスパーソンの基本です。応対次第で会社に対するイメージも左右されます。小さなトラブルでもマナーを心得て、適切に応対するようにしましょう。
電話を取って応対したBさん。しかし相手の声が小さく、滑舌も悪くて何を言っているのかよく聞き取れません。もう一度言ってもらわないと、電話を取り次ぐことすらできません。どのように伝えれば、相手に不快な思いをさせずに言い直してもらえるでしょうか?
A.ちょっとお声が小さくて聞き取りにくいです。もう少しはっきりしゃべっていただけますか?
B.大変申し訳ございません。もう一度お名前を伺ってもよろしいでしょうか?
C.恐れ入りますが、お電話が遠いようなので、もう一度お願いします。
分かりましたか? 答えはBです。ポイントは、たとえ先方のせいで聞き取りにくかったとしても、それを指摘するのは失礼だということ。こちらの落ち度としてお詫びしてから、もう一度言ってもらいます。
聞き返すことを、まずお詫びしましょう。理由はどうあれ、同じことをもう一度言ってもらうことになるのですから、そのことに対して謝ります。お詫びしてからもう一度とお願いすれば、相手も不快な思いをしなくてすみます。
ポイント2:「ポジティブ変換法」の法則相手の非を指摘する言葉は使わないようにしましょう。Aのように「お声が小さくて聞き取りにくい」というネガティブな情報を伝えると、相手を責めているように受け取られます。Cの「お電話が遠いようなので」も、結果的には同じことになります。なお、Aの「しゃべって」はくだけた言葉遣いなので、「お話しして」と言い換えます。
ポイント3:「クッション語」の法則お願いは伺いを立てる形で。言い直しをしてもらうときは「伺ってもよろしいでしょうか?」という形で伺いを立てる方が、その後のコミュニケーションも円滑に進みます。
(続く)

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